【男主】もう一人の六年生は任務中 漆【忍たま】

止まない雨 一段 ページ1

side 潮江文次郎

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学園長「遅い！ 儂が呼び出してから何分かかっとるんじゃ！」


伊作「すいません…」


留三郎「落ち込み過ぎだ」


小平太「そんなにかかったかな(((」


長次「これでも急ぎました」


学園長「そこは駆け足じゃろ！」


仙蔵「しかし、廊下は走るなと…」


文次郎「先生が仰ったので…」


学園長「緊急時は別じゃ！」













早朝




俺達、六年生は学園長先生に呼び出された。


また何か思い付きな事にならなければいいが…












学園長「ん？ Aはどうした？」


伊作「あれ？ そういえば…」


留三郎「途中まで一緒だったはずなんだが」















見渡せばAの姿がない




六年長屋から此処へ向かうまで

一緒だと思っていた。





学園長先生は深くため息を吐いた後、

仕方がないと言い、話し始めた。















学園長「まあ、よい。呼んだのは他でもない。お主らに任務を与える！」


伊作「僕たちに任務！？」


長次「その内容とは？」


学園長「ドクタケが新たに出城を建てているという噂が入った。その調査をしてほしい。」


仙蔵「……噂…」


小平太「相手はドクタケか！ 楽しめそうだな！」


文次郎「腕がなるぜ！」


留三郎「やってやろーじゃねぇか！」











やっと任務を与えられた！



いつもAばっかで

ムシャクシャしてたところだ！



相手がドクタケならこの任務は

そう難しくないだろう。







俺達は支度をし、

忍術学園の門を潜った。



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