後悔と謝罪 三段 ページ8
side 鉢屋三郎
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鉢屋「ふぅ……、だいぶ暗くなってきたなぁ」
学園長先生のお使いを終えて、
帰路につく。
日が沈んだとはいえ、
歩けないほど真っ暗なわけではない。
完全に暗くなる前に
忍術学園に戻らないと。
その思いが俺の足を急がせた。
コン……
……コン
鉢屋「……ん？ おかしいなぁ…。近くに誰もいないのか？」
忍術学園の門を叩いて
開けてほしいと促した。
が、近くには誰も居ないようで、
門戸を叩いても応答が無い。
いつもなら小松田さんが開けてくれるのに…
仕方なく俺は門を諦め、
近くの塀を越える事にした。
鉢屋「よっと。……やっぱり誰も居ないか」
文次郎「見つけたぞぉぉお！」
鉢屋「え？」
留三郎「俺と勝負だぁぁあ！」
鉢屋「え！？」
塀を越えて直ぐに何処からか放たれる
聞き慣れた声に身体が固まる。
視界に入ってきたのは、
潮江文次郎先輩と食満留三郎先輩…
すごい形相…
苦無を片手にこちらへ走ってくる。
鉢屋「ま、まって下さい！ いきなり何なんですかー！」
文次郎「逃げてんじゃねぇー！」
留三郎「正々堂々と戦えー！」
鉢屋「何でですかー…！」
あまりの迫力に身体が勝手に動いた。
解らない状況に俺は必死で走った。
お使いで疲れてるのに…
誰かこの状況を説明してくれ…！
久々知「あ！ あれは！？」
鉢屋「はぁ…はぁ…っ！ 兵助！ 何とかしてくれ！」
尾浜「三郎か！？」
鉢屋「当たり前だろ！」
俺が鉢屋三郎かなんて
今はどうでもいいだろ！
俺は目の前に現れた二人に助けを求めた。
咄嗟に勘右衛門の後ろに身を隠す。
文次郎「おい！ そいつが曲者だな！」
留三郎「お前ら、そこを退け！」
久々知「先輩方、待って下さい！ 先ずは確認しないと…」
鉢屋「曲者って何の話だよ…！」
尾浜「三郎、実は…_____」
皆から聞いた内容を理解するのに
少し時間はかかったが、
何とか頭で整理する。
俺がお使いで外出中、
俺に化けた何かが忍術学園内に
身を潜めている。
だから皆、
俺が本人かと確認したのか。
俺に化ける………か。
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鴫碧(プロフ) - 千雪(ーωー)さん» コメありがとうございます！ 近々続編出ますので、宜しくお願い致します！ (2022年12月3日 21時) (
レス) id: dea0075d52 (このIDを非表示/違反報告)
千雪(ーωー) - 鴫碧さんの小説の終わり方は凄く続きが気になる終わり方をしますね…更新が楽しみです！ (2022年12月3日 20時) (レス) id: 2c3e10b906 (このIDを非表示/違反報告)
鴫碧(プロフ) - 雪の華さん» コメントありがとうございます！ 着地点は決めているんですが、そこまでたどり着けなくてグダグダです…ww。小間目に更新していこうと思うので、これからも宜しくお願いしますm(_ _)m (2022年11月12日 0時) (レス) id: dea0075d52 (このIDを非表示/違反報告)
雪の華 - どんな展開になっていくか凄く気になりますね。これからも頑張ってください (2022年11月11日 21時) (レス) id: 5834c2d9fa (このIDを非表示/違反報告)
鴫碧(プロフ) - 千雪(ーωー)さん» お久です！ コメありがとうございます！ ドラマCDの与四郎さんとアニメの与四郎さんって全然違くて迷います…ww (2022年10月9日 21時) (レス) id: dea0075d52 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：鴫碧 | 作成日時：2022年10月8日 23時
