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知っていた。五段 ページ45

side A

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伊作「知ってたよ。」


『え、何を?』


伊作「右眼、見えてないんでしょ?」



















そうだ

俺は右眼が見えていない。




その事実だけは絶対に忘れない。






てか、伊作は怒ってないのか…?

てっきり掴みかかってくると思ったのに。



















伝蔵「半助は知っていたのか?」


土井「本人からは聞いていませんが、なんとなく…」



















まあ、長い時を過ごせば

いつかはバレるか。





右眼が見えていない事を

一部の先生は知っている。




と、俺は知っていた。














でも、まさか………



















留三郎「悪いが、俺も薄々気付いてたぞ。」


文次郎「どうせ伊作から言われて気付いたんだろ」


留三郎「そう言うお前は知らなかったくせに!」


文次郎「俺だって気付いてた!」


留三郎「どうせ仙蔵から言われて気付いたんだろ!」



















生徒にまでバレていたなんて…



それも複数。



















『待って……なんでそうなるの…。』


小平太「私も気付いていたぞ!」


長次「最初に会った時から違和感だった」


『はや(((』



















そのあたりは流石、上級生だ。


俺が自分を見せ過ぎたのも原因か…



















仙蔵「Aが手裏剣を使わない理由だな。片眼だけでは対象を狙いにくい。」


『確かに手裏剣はあまり使わないな…。でもその理屈だと文化祭の時の火縄銃はどう説明するんだ? 俺が的を外していたとでも?』


仙蔵「文化祭の時、Aは引金を左手で引いていた。そして狙い定めていたのは、」


諸泉「左眼だったね」


『見てたんかい(((』


伝蔵「まあ、火縄銃はそもそも片目で狙うからな。」


















その差に気付かされるのは、

上級生だけじゃない。






下級生だって負けてないと

感じた場面は多々ある。














これが、忍術学園か。











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鴫碧(プロフ) - 千雪(ーωー)さん» コメありがとうございます! 近々続編出ますので、宜しくお願い致します! (2022年12月3日 21時) (レス) id: dea0075d52 (このIDを非表示/違反報告)
千雪(ーωー) - 鴫碧さんの小説の終わり方は凄く続きが気になる終わり方をしますね…更新が楽しみです! (2022年12月3日 20時) (レス) id: 2c3e10b906 (このIDを非表示/違反報告)
鴫碧(プロフ) - 雪の華さん» コメントありがとうございます! 着地点は決めているんですが、そこまでたどり着けなくてグダグダです…ww。小間目に更新していこうと思うので、これからも宜しくお願いしますm(_ _)m (2022年11月12日 0時) (レス) id: dea0075d52 (このIDを非表示/違反報告)
雪の華 - どんな展開になっていくか凄く気になりますね。これからも頑張ってください (2022年11月11日 21時) (レス) id: 5834c2d9fa (このIDを非表示/違反報告)
鴫碧(プロフ) - 千雪(ーωー)さん» お久です! コメありがとうございます! ドラマCDの与四郎さんとアニメの与四郎さんって全然違くて迷います…ww (2022年10月9日 21時) (レス) id: dea0075d52 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:鴫碧 | 作成日時:2022年10月8日 23時

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