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疑う問題 二段 ページ37

side 食満留三郎

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文次郎「俺が先だ!」


留三郎「いや、俺だ!」


文次郎「お前は部屋で大人しくしてろ!」


留三郎「そっちこそ!」

















言い合いが収まらないまま、

各長屋を駆け抜け

再び火薬庫の近くまでやってきた。





そこで目にした光景に

俺たちの思考は停止した。



















雑渡「おや、こんな夜更けに出歩いているとは。よゐ子は寝てる時間のはずだが」


文次郎「よゐ子だって夜更しくらいするわ!」


伝蔵「そこじゃない…」


土井「お前たち、何で戻ってきた!」



















俺も文次郎と同じ事を考えてしまった。


こいつと一緒ではいかん…(((







冷静になれ。




さっきと違うのは、

此処にタソガレドキ忍者がいるって事。





そして…



















諸泉「組頭、流石にやりすぎでは…」


雑渡「はて、何の話かな」


『…っ……いい加減………降りろ…!』



















Aがその組頭に組み敷かれている事。






不気味な般若のお面は外されて、

両手を後ろで拘束されている。





うつ伏せにさせられ

その上に座っているタソガレドキの組頭…








お面の下は確かにAだった。

Aは生きていた。


今はその事実だけで十分…








でも、



















留三郎「この野郎! 俺のAになんてことしてやがる!」


文次郎「おい! いつからAがお前のモノになったんだ!」


留三郎「ぐっ…しまった……。お、お前には関係無いだろ…!」
















咄嗟に出た言葉に赤面する。

俺はいったい何を言っているんだ…!




落ち着け、俺……


取り乱すな…



















伊作「留三郎! 文次郎! ………って、雑渡昆奈門さんに諸泉尊奈門さん? 何故此処に?」


仙蔵「伊作、あれを見ろ」


















後を追ってきた伊作と仙蔵。




伊作がタソガレドキに気付いたところで、

仙蔵が指差した。















待て、いいのか!?

伊作の心の準備が…!








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鴫碧(プロフ) - 千雪(ーωー)さん» コメありがとうございます! 近々続編出ますので、宜しくお願い致します! (2022年12月3日 21時) (レス) id: dea0075d52 (このIDを非表示/違反報告)
千雪(ーωー) - 鴫碧さんの小説の終わり方は凄く続きが気になる終わり方をしますね…更新が楽しみです! (2022年12月3日 20時) (レス) id: 2c3e10b906 (このIDを非表示/違反報告)
鴫碧(プロフ) - 雪の華さん» コメントありがとうございます! 着地点は決めているんですが、そこまでたどり着けなくてグダグダです…ww。小間目に更新していこうと思うので、これからも宜しくお願いしますm(_ _)m (2022年11月12日 0時) (レス) id: dea0075d52 (このIDを非表示/違反報告)
雪の華 - どんな展開になっていくか凄く気になりますね。これからも頑張ってください (2022年11月11日 21時) (レス) id: 5834c2d9fa (このIDを非表示/違反報告)
鴫碧(プロフ) - 千雪(ーωー)さん» お久です! コメありがとうございます! ドラマCDの与四郎さんとアニメの与四郎さんって全然違くて迷います…ww (2022年10月9日 21時) (レス) id: dea0075d52 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:鴫碧 | 作成日時:2022年10月8日 23時

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