静かな本気 五段 ページ30
side A
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『文次郎と留三郎が居ないと静かだなぁ』
土井「ずっと静かだっただろ…」
伝蔵「今回は珍しく大人しくしていたな」
言われてみれば、そうか。
今回は静かな方だった…
俺を見るなり文句の嵐かと思ったのに。
一年生の三人に関しては、
半分寝てたみたいだし(((
土井「こんな所で話し込むのもなんだし、一先ず部屋に入ろう」
伝蔵「そうだな。風邪を引いていては先もない」
山田先生と土井先生が
俺を部屋にあがるよう促す。
流石、先生だ…
表情を隠して俺を欺くか。
与四郎の表情が険しいのが
その証拠だ。
俺を捕まえようとしている…
与四郎は先生たちと違って表情にダダ漏れ。
『それは断る。条件の内容を聞きたいだけだ。』
土井「こんな所だと誰かに聞かれる可能性がある」
『それは中も一緒だ。手短に頼みたい』
それから与四郎は
その内容を話し出した。
途中まで聞いてみるが、
特に驚く内容でもなさそうだ。
なんなら想定内な事だらけで
逆に参ってしまう。
『なるほど。タソガレドキも関わってるんだー。解ってたけど』
与四郎「陸前で古沢仁之進と会った時、巻物を渡しただろ？ おそらくAの父親はその為に月夜の姫を探しているんだ」
だが、途中から段々
与四郎が何を言っているのか
解らなくなってきた。
確かに古沢さんとは会って、
小包を渡されたが
実はまだ中を確認していない。
小包の中は巻物で、
その巻物に月夜の姫が何なのか
書かれていたなんて…
俺が気になったのはそれだけじゃない。
『頭領が月夜の姫を探してる？ いったい何の為に？』
与四郎「・・・へ？」
伝蔵「まさか、その巻物を確認していないのか？」
土井「今その巻物を持ってないのか？」
『ま、巻物は陸前で………お留守番中です(((』
いや、中を確認しなかったのは悪かった。
でもそんなに重要だとは思わないだろ！
今から陸前まで戻りたくないしなー(((
土井「なんで確認しなかったんだ！」
『だからゴメンって…！』
伝蔵「与四郎は巻物になんて書いてあるか知ってるのか？」
与四郎は静かに言った。
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鴫碧(プロフ) - 千雪(ーωー)さん» コメありがとうございます！ 近々続編出ますので、宜しくお願い致します！ (2022年12月3日 21時) (
レス) id: dea0075d52 (このIDを非表示/違反報告)
千雪(ーωー) - 鴫碧さんの小説の終わり方は凄く続きが気になる終わり方をしますね…更新が楽しみです！ (2022年12月3日 20時) (レス) id: 2c3e10b906 (このIDを非表示/違反報告)
鴫碧(プロフ) - 雪の華さん» コメントありがとうございます！ 着地点は決めているんですが、そこまでたどり着けなくてグダグダです…ww。小間目に更新していこうと思うので、これからも宜しくお願いしますm(_ _)m (2022年11月12日 0時) (レス) id: dea0075d52 (このIDを非表示/違反報告)
雪の華 - どんな展開になっていくか凄く気になりますね。これからも頑張ってください (2022年11月11日 21時) (レス) id: 5834c2d9fa (このIDを非表示/違反報告)
鴫碧(プロフ) - 千雪(ーωー)さん» お久です！ コメありがとうございます！ ドラマCDの与四郎さんとアニメの与四郎さんって全然違くて迷います…ww (2022年10月9日 21時) (レス) id: dea0075d52 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：鴫碧 | 作成日時：2022年10月8日 23時
