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◆8 ページ8

和「いい?

まずこの式からxを求めんの。」



「うん。」



和「この式にこの値を代入すれば、

yの値は出てくんの。分かる?」



「じゃあ…、答えはこう?」



和「そう。できんじゃん(笑)」






お昼休み、

ご飯を食べた後、

和くんに数学を教えてもらった。




私が理解できるように、

ゆっくり、1つずつ丁寧に説明してくれる。





「本当?!間違ってない?」



和「嘘なんかつかねぇよ(笑)」



「やった!」



和くんのおかげで、

やっと理解して、問題も解けるようになった。






「和くん、ありがと!」



和「これでちょっとは点数取れるんじゃない?(笑)」



「そ、そんなバカにした言い方…。」





意地悪な言葉を言う割には、

和くんの瞳は優しくて。






交わる視線が、

胸の鼓動を徐々に加速させていく。






トクン…



トクン…





って甘酸っぱい音がして、

胸が弾んで、顔に熱が帯びてくる。






私、やっばり…、




和くんが、好き…。






“幼馴染”じゃなくて“彼女”っていう、

特別な存在で、和くんの隣にいたい。






「和くん…。」



和「んー?」



「ぁ、あのね?」



和「何よ(笑)」






頑張れ、私!




気持ち伝えなきゃ、


何も変わらないし、


進むことさえできない。






「ほ、放課後って…何かある…?」



和「あー…。ちょっと、な?」





和くんが、

申し訳無さそうな顔で見てくるから、



何か予定があるって気づいた。



でも、ここで諦めるわけにはいかない。



ちゃんと決めたことなんだもん。




「じ、じゃあ!

和くんの家に行ってもいい?」



和「いいけど(笑) 何で?」



「へ?!//

ぁ、えと…わ、渡したいものがあるから…。」



和「ふぅーん(笑)

じゃあ、家帰ったらメールするわ。」



「あ、うん!」







この時は、あんなことになるなんて。





想像もしなかった…。





◆9→←◆7-N-



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美波*(プロフ) - 二宮みゆう♪さん» コメントありがとうございます!こんな恋したいですよね( ´艸`*)ニノみたいな幼馴染がいたら好きになっちゃいますよ。笑 このお話は私の理想です(*´∀`)笑 (2013年10月6日 10時) (レス) id: 603e028180 (このIDを非表示/違反報告)
二宮みゆう♪(プロフ) - こんな恋がしたいっ!!切実に思いますね笑幼馴染みとかいないので、とうてい無理ですが…やっぱり幼馴染みからの恋は憧れますね♪ (2013年10月6日 10時) (レス) id: e68900afee (このIDを非表示/違反報告)
美波*(プロフ) - 大宮ama(・∀・)さん» コメントありがとうございます!羨ましいですよね~( ̄∀ ̄)私も書いている時、ニヤニヤでした笑 学園王子の裏の顔はパート3に移行となりますので、よろしくお願いします!m(_ _)m (2013年8月6日 8時) (レス) id: 603e028180 (このIDを非表示/違反報告)
大宮ama(・∀・)(プロフ) - ニノちゃんと幼馴染みとかめっちゃいいですね!主人公ちゃん羨ましい(`Δ´)!←一応アンタだからww 美波さんの小説大好きです(*´ω`*)学園王子の裏の顔も最後までお付き合いさせていただきます! (2013年8月6日 1時) (レス) id: d0950bf30a (このIDを非表示/違反報告)
美波*(プロフ) - 二和百亜さん» コメントありがとうございます!読んでいて微笑ましい2人を書きたかったんです(笑)私にもこんな幼馴染がいたらいいなと思いながら、書きたかったので、いいお話と言っていただけてとても嬉しいです(^^)こちらこそ読んで下さってありがとうございました! (2013年6月21日 16時) (レス) id: 603e028180 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:美波* | 作者ホームページ:なし  
作成日時:2013年6月9日 12時

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