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01始まりはいつもの電車で ページ1
ガタンゴトン...ガタンゴトン...
私は普通の高校生だった。
...だったのに。
いつも通りの時間にいつもの電車に乗る。
出発駅だから座る席だって同じ。
窓の外を眺めながら、音楽を聴く。
最近、失恋ソングばかり聴いてしまうのは何故だろうか。
まだしてないのに...まさか予兆だったり？
...なんて頭の中で1人考えていると
向かい側に座っていた人が私の隣の席へ移動してきた。
なんで移動する？しかも私の隣って。
私の路線は使っている人が少なく(つまり田舎)
この事に誰も気づきやしない。
いや、気づいてないフリをしているのか。
おそるおそる、目を細めて隣を見ると＿
『二宮先輩？』
そこには、私の...私の片想い中の先輩がいた。
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作者名：かげ。 | 作成日時：2018年3月31日 11時
