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翔side
前に、酔ったニノを車で送ったときにもらった合鍵でドアを開ける。
中は電気がついていなくて真っ暗だから、きっと寝室にいるはず。
そう思って寝室の扉を開けると
ベッドの隅に、肩を上下させながら小さく丸まってるニノがいて。
翔「ニノ…」
そばに駆け寄って、背中に手を回す。
その目は、どこを見ているのかわからないような感じで、虚ろで。
今にもこぼれ落ちそうなくらい涙がたまっていた。
翔「ニノ、来たよ。ゆっくり深呼吸しよっか。」
背中をさすってあげながら、ゆっくり呼吸を促す。
すー、はー、と一緒に呼吸をしてるうちに
上がってた息は落ち着いてきた。
よかったぁ…
と、ほっと呟くと。
虚ろだった目がこっちを向いて、俺を捉えた。
和「しょ…ちゃ……」
目に溜まってた涙がぽろぽろと落ちてくる。
翔「ん、そうだよ。翔だよ？」
そう言ってニノをぎゅっ、と抱きしめると。
和「ぅ、ん……っく……」
ニノも俺に抱きついてきて、
胸に顔を埋めて、しゃくりあげながら泣き始めた。
その姿は、幼い子供のようで。
しばらくその小さな背中をとんとん、と軽くたたいていると。
和「あの、ねっ…」
翔「…うん」
和「ゆめ……こわかった…」
翔「そっか…怖かったよねぇ」
和「ね、ここ……いる……？」
翔「うん、ずっといるよ。」
そう言うとふっ、とニノの体から力が抜けて
しばらくして、寝息が聞こえてきた。
俺はニノをベッドに寝かせ、眠っていることを確認して、スマホを取り出す。
こんな状態のニノ、やっぱりおかしい。
でも、俺だけでどうにかできる問題でもない。
もう、日付は変わっていた。
今日はみんな、遅くまでかかる仕事じゃないはずだから。
「今日の夜、仕事終わったら俺の家に来てほしい」
と、3人に一斉にメッセージを送った。
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reciieeg(プロフ) - 更新待ってます！頑張ってください！ (2020年3月10日 19時) (
レス) id: 392631f079 (このIDを非表示/違反報告)
える - 毎回楽しみに見させてもらってます！更新頑張ってください！！ (2020年1月29日 7時) (レス) id: 511acc1b86 (このIDを非表示/違反報告)
nisamira tooya - 更新楽しみにしてます！ 翔くんにたっぷり甘えさせてあげてください！ (2019年11月10日 23時) (レス) id: 392631f079 (このIDを非表示/違反報告)
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作成日時：2019年5月6日 14時
