story＊006 ページ8
あれから暫く経って、そろそろ仕事も終わりの午後6時。
研究室の端で作業をしてた俺の元に、白衣を脱いだ所員たちが集まってきた。
研究員1｢所長様！そろそろ行きませんか？｣
中｢ん？…あぁ、2人の歓迎会か。ええよ。｣
研究員2｢はいっ！｣
皆もう荷物も持って待ってるから、さっさと仕事を切り上げて俺も白衣を脱ぐと、少し離れた所で同じような行動をしてる�陲舛磴鵑鯣�見。
ふふっ、焦ってる焦ってる…って、笑てる場合ちゃうわ。俺も急がな。
中｢よし。お待たせー、行こか。｣
最近新調した革製のリュックを背負って眼鏡を外しながら、待ってくれとった皆に声をかけると、【わー、所長やっぱりイケメンですねー！】なんて言うてくる。
何やねんもう…眼鏡外すのって胸キュンポイントなん？
…まぁ、言うてるのは100%男やねんけど。
��｢せやろーっ！イケメンやろ俺の親友ーっ！｣
中｢�陲舛磴鵑泙脳茲蕕鵑任┐┐叩�…ほら、皆行くで！｣
所員の皆と�陲舛磴鵑鯱△譴董�ｶﾞﾔｶﾞﾔ騒がしくエレベーターホールに向かう。
中｢ん…？｣
エレベーター前で到着を待ちながら、ふと見えた研究室の中の動く影。
皆ここに居るし見間違いかとも思うたけど、やっぱり誰かおる気がして…俺は一人研究室に戻った。
そしたら、そこには…ある一点を見つめて話す、2人の姿があった。
中｢そこで何してるん？相葉くん、大野くん…｣
相｢あっ、いえっ！何でもないです！｣
大｢行きましょう、所長様。｣
中｢あぁ…｣
出口に向かってく2人に、何してたんや？って疑問を抱きながら、2人が今の今まで見てた方に視線を運ぶと…そこにあったのは、能力覚醒薬保管庫。
研究用の培養液とはちゃう、正真正銘王女様の血液。
勿論、特定の人間の体内に入れば能力を得るが、多くの場合臓器の活動が弱化される危険なもの。
せやから、厳重に管理して…パスコードと指紋認証がないと開けられへんような所やのに、あの2人は何で見てたのか…
��｢おーい、何してんの？皆もう下降りてもうたけど…｣
中｢おん…｣
��｢何かあった？｣
中｢…いや、大丈夫。｣
2人が保管庫の方を見てた事、�陲舛磴鵑妨世Δ箸海Δ�と思ったけど…
まぁ、報告するまでもないか…って軽く考えて、俺達はエレベーターホールへと戻った。
中｢どこの店やっけ？｣
��｢んー…月地区のどっか。｣
中｢いや、ざっくりやな…｣
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作者名：和音
| 作成日時：2019年6月28日 8時
