story＊001 ページ3
＊中間side＊
あれから丸一年経ち、研究所での仕事にも慣れてきて、研究員も大分増えた。
まぁ、相変わらず�陲舛磴鵑魯潺溝燭い佑鵑韻匹福�
ホンマに頼むわ、副所長…
中｢ん？…この試験管何？…うわ臭っ！｣
��｢あーっと、ごめん。それ俺の。｣
中｢え。めっちゃ臭いねんけど。｣
��｢さっき熱しすぎてもうてさぁ……腐った。｣
中｢はぁーっ！？勿体無ぁ…
……この保管庫の中の覚醒薬無くなったら、王女様から採取することになるんやで。
それは、菫と同じやって事忘れんなよ。｣
��｢わかってる。…ごめん。｣
中｢ん。分かってんねやったらそれでよし。……まぁ、王女様自身は俺らからの血液採取に協力的みたいやけど。
…とりあえずコレ、佐藤君(研究員)と仕上げといて。｣
��｢ハイ。｣
無理に怒っても�陲舛磴鵑離疋犬�治るわけちゃうし、この辺で切り上げて自分の業務に戻る。
まぁ、一日の大半は顕微鏡覗いたりしとって、仕事自体はかなり地味やねんけど…王様から頂いた仕事やから、大人しく自分の椅子に座った。
中｢んー……｣
この地味ーな事を続けてたら、突然後ろから声をかけられた。
研究員｢所長様、お忙しいところすみません｡｣
中｢ん？…あぁ、松野か。どした？｣
松野｢本日より配属の二人が到着したそうです。｣
あぁ、そういえば今日から新人来るって言うてたっけ…って何となく思い出して、スッと椅子から立ち上がる。
中｢ん。分かった。…所長室に呼んでくれるか？俺も行くから。｣
松野｢分かりました。｣
松野が一階ロビーに向かったんを確認して、俺はそのへんの研究員を捕まえる。
…流石に、顕微鏡放ったらかして所長室行きたないから。
中｢…あっ、石川！これ頼んでもええ？｣
石川｢はい！…所長様お出かけですか？｣
中｢いや、新人来るから顔見せなあかんねん。｣
石川｢そうですか……では、こちらやっておきますね！レポートにもまとめておきます！｣
中｢助かるわ。頼むな。｣
覗いてた顕微鏡をひとまず部下に任せて、俺は研究室をあとにした。
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作者名：和音
| 作成日時：2019年6月28日 8時
