story＊124 ページ29
藤｢王様、皇帝に喧嘩を売ってしまった以上、EASTに何をされるか分からないのですよっ？それなのに、観光などしている場合では…｣
横｢大丈夫や。今この国で俺を殺しても、彼奴らには何の得もない。陽葵やって手に入らん。
…まぁ、もし何か起きたとしても、お前らがついてるから安全や。なっ？違うか？｣
藤｢そうかもしれませんが…｣
横｢何やねんお前、もう…｣
まだ何か言いたげな藤井に、流石にしつこ過ぎてｲﾗｯと来て…
最終奥義。強行突破という手段に出る事にした。
横｢お前、そのピアスいつから着けてるん。｣
藤｢えっ、えーと…2年程前からですが…｣
横｢ふーん…小瀧と同じその懐中時計チェーンも、だいぶ劣化してきてるな。
分かった。全て新調しよう。…よっしゃ、いくで。｣
藤｢ちょっ、王様っ！？えっ！？｣
必殺技【物で釣る】を繰り出して、実際問題上手くいったかは謎やけど…
ﾙﾌﾟｽ地区にあるブランドショップ街に行く為に早く城を出ようと、問答無用で2人を連れてスケルトンのエレベーターに乗り込んだ。
小｢王様っ、私新しいタイピンが欲しいです！ブルガリの新作出たんです！｣
藤｢いや、めっちゃ図々しいやん。｣
横｢ええで。買ったる。…その代わり、給料から差っ引いといたるから。｣
小｢そんなぁ〜！王様〜っ！｣
藤｢…まぁ、そうやろな。｣
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＊二宮side＊
WEST王国の君主である横山裕と、その執事達が出て行った扉を見つめ、只々呆然とする。
数多くの国を支配し、従え、高い軍事力を持つ帝国のトップであるこの僕に…
あんな小さな国のたかが知れてる王が歯向かうなんて、信じられないし有り得ない。
何があった…？どうしてあそこまで強く出られた…？
いや、途中までは僕達に怯えていた筈…
そう色々と考えてみるけど、確かな答えなんて出なくて…ただ頭の中を横山の同じ言葉がこだまするだけ。
【お前に王女は渡さん】
気持ち悪い程に真っ直ぐな瞳でそう言ったあの男に、物凄まじい嫌悪感が湧き上がってきて…
潤くんに呼び掛けられて立ち上がると同時に、怒りに任せて目の前にある全てを払い除け、床へと叩き落とした。
(ｶﾞｯｼｬｰﾝｯ!)
二｢ｯ…｣
松｢っ…！？あ、兄上ｯ！？｣
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和音(プロフ) - 祐莉さん» いつもコメントして頂き、ありがとうございます(^^)これから益々物語が展開していきますので、是非楽しみにして頂けたら嬉しいです！これからもこの作品を宜しくお願い致します(^^) (2020年2月14日 23時) (
レス) id: eff15bf988 (このIDを非表示/違反報告)
祐莉 - 楽しく読ませてもらってます！イースト帝国の闇は深いですね！ ウエスト王国もイーストに侵略されれば同じような状況になるのは、明白だから今後ウエスト側がどう動くか気になります！ (2020年2月13日 15時) (レス) id: ea9cf53e18 (このIDを非表示/違反報告)
和音(プロフ) - そらさん» コメントありがとうございます！そう言って頂けると、とても励みになります！これからもこの作品をよろしくお願いします(^^) (2020年1月9日 18時) (レス) id: eff15bf988 (このIDを非表示/違反報告)
そら(プロフ) - 更新を楽しみにしております。 (2020年1月9日 1時) (レス) id: c08660417e (このIDを非表示/違反報告)
そら(プロフ) - すごく面白いです。 (2020年1月9日 1時) (レス) id: c08660417e (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：和音
| 作成日時：2019年12月28日 17時
