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-正門side-
正｢っ…ん……ねてもうた…｣
誠也くんと凭れ合ってぼんやりしてたら、いつの間にか俺も寝てもうてたみたい。
窓の外はぽかぽか日が照ってて、もう昼やね。
…って、こんな呑気にしてる場合ちゃうんやけど。
末｢ｯ…はｯ……はぁ…っ…ｹﾞﾎｯ…｣
正｢…え、せーやくん…？…うわ、あっつぅ…｣
荒い息遣いが聞こえて隣を見たら、誠也くんの顔が真っ赤。
ピッタリ触れてる肩から尋常じゃない熱さを感じて、絶対上がってるなぁって苦笑い。
ライブん時の俺くらい汗凄いし、着替えてもらわなびちょびちょや。
でも、汗出てきてるって事は、今が上がりきってるとこなんかも。
あとは下がるだけやから、もうちょいの辛抱やね。
きっと。
正｢せーやくん、おきれますか…？…きがえましょ…？｣
末｢んん…っ…ｹﾞﾎｯｺﾞﾎｯ……あつ、い…｣
揺らさんようにとんとんして起こして、上だけ体拭いてもらって着替えさす。
熱は39.1℃まで上がっとって、もう大っきい目がうるうるで涙溢れそうや。
毛布も要らんって言うから有難く借りて自分の体に巻き付けてたら、誠也くんは気持ち良さそうに革張りソファにゴロン。
流石に座ってられへんみたいで、冷えピタ貼り替えてまたすぐ寝てもうたよ。
正｢っ…と……あぶない…｣
ひと休みしよかって気ぃ抜いた瞬間、ふらっと目眩がして咄嗟に目の前のテーブルに手をつく。
さっきからじわじわ感じてた気分の悪さが本格的なもんになってきて、口ん中に唾液が溜まる。
あかん、これ…
吐きそう、かも。
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和音(プロフ) - あさん» コメントありがとうございます。そう言って頂けて、とても光栄です。稚拙な文章ではございますが、引き続き宜しくお願い致します。 (1月25日 12時) (
レス) id: 340ba87f5d (このIDを非表示/違反報告)
あ - 大好きです！毎日更新されていないか確認しに来てしまいます笑 これからも楽しみにしています。 (1月24日 19時) (レス) id: 13ab776e80 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：和音
| 作成日時：2024年1月20日 17時
