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-佐野side-
誠也くんが倒れた。
予想してへんかったって言うたら嘘になる。
やって、無茶してるん丸分かりやったもん。
でも流石に、マネージャーさんに病院連れてかれて即手術になるとは夢にも思わんかったよ。
正｢晶哉？いつまで立ってんの、こっち座り？｣
佐｢うん…｣
開かん扉の前。
中に消えていった誠也くんの事が心配でしゃーなくて、おちおち座ってられへん僕。
正門くんに引っ張られて腰を下ろしてもすぐに立ち上がってもうて、隣からｸｽｯと笑い声。
んもう…ヒドい。
正｢晶哉は優しいなぁ？アイツら…まぁリチャくんもやけど、虫垂炎って聞いたら"何やただの盲腸かい"って次の現場行ったのに。｣
佐｢だって手術やし、酷なって腹膜炎って…｣
正｢せやなぁ…ちょっと無理しすぎちゃってんな、誠也くんも。｣
低くて優しい声のトーンで、ソワソワしてた心がｽｯと落ち着く。
あ、勿論3人やって全く心配してへん訳とちゃうよ？きっと。
仕事やもん。
しゃあないしゃあない。
なんて、正門くんと喋りながら赤いランプが消えるんを待ってたら、そんなに時間掛からんと無事に手術は終わった。
ただ、炎症がかなり広範囲やったから熱出ちゃってるみたい。
末｢ｯ…は…っ…はぁ…ｯ…｣
佐｢…顔、真っ赤や。｣
病室で再会した誠也くん。
腹痛のせいで寄ってた眉間の皺は薄なったけど、38℃代となるとやっぱりキツそうで…
見てる僕まで苦虫を噛み潰したような顔してまう。
だから、この場に漂う不安を少しでも取っ払いたくて。
…そうや、"アレ"しよう。
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和音(プロフ) - あさん» コメントありがとうございます。そう言って頂けて、とても光栄です。稚拙な文章ではございますが、引き続き宜しくお願い致します。 (1月25日 12時) (
レス) id: 340ba87f5d (このIDを非表示/違反報告)
あ - 大好きです！毎日更新されていないか確認しに来てしまいます笑 これからも楽しみにしています。 (1月24日 19時) (レス) id: 13ab776e80 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：和音
| 作成日時：2024年1月20日 17時
