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-佐野side-
あれから、僕もちゃんと誠也くんに謝って、お互い様やなって仲直り。
二度と自傷なんかすんなよって先輩の圧掛けられたし、その約束だけはきっと死ぬまで守り切るで。
末｢佐野の衣装これから全部長袖やろ？うわ〜ちょっと楽しみかもしらん、考えんの。｣
佐｢おいっ！ここで衣装担当出してくんなや！｣
末｢夏の衣装でも布多いからバリ遊べるやん。ええわぁ。｣
佐｢いやいや、人をおもちゃにせんとって！？｣
これは誠也くんなりの励まし…やと思う。
多分な。
すっかりいつも通りに戻った空気に、周りで見てた4人もすっかりホッとした顔なって…
我先にって話に加わるのが、何だか面白かった。
福｢しっかしずっと前の占いの通りやったなぁっ？｣
小｢あー、緑先生が言うてたやつ？限界まで追い詰められたら一番脆いのは…って。｣
草｢確かに。思い出してうわってなったわ今。｣
正｢そしたら次に心配なんは誠也くんちゃいます？ほら、頭脳線ややこいって…なぁ？｣
末｢えっえっ、やめろやめろっ！いらんこと言うなって！やっば、背中ゾクゾクしてきた！｣
佐｢ふ、はははっ！｣
本気で泣いて、本気で笑って。
仲間を信じて自分を貫く。
難しいけど、それが出来たら一番幸せや。
一度ボロボロになって、やっとわかったんよ。
この手首の傷はきっと心の傷よりずっと浅くて、今も目には見えへん消えない癒えない痛みと闘ってる人がおる。
些細な悪口も、ちょっとした出来心やって、簡単に凶器になり得るんや。
それを、わかってくれるとええなぁ…あの人達も。
遅すぎる事なんて何もない。
目に見えない刃物でまた、誰かの心を切り裂いてしまう前に。
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和音(プロフ) - あさん» コメントありがとうございます。そう言って頂けて、とても光栄です。稚拙な文章ではございますが、引き続き宜しくお願い致します。 (1月25日 12時) (
レス) id: 340ba87f5d (このIDを非表示/違反報告)
あ - 大好きです！毎日更新されていないか確認しに来てしまいます笑 これからも楽しみにしています。 (1月24日 19時) (レス) id: 13ab776e80 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：和音
| 作成日時：2024年1月20日 17時
