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-草間side-
小｢遅いっすね…何してんねん、あいつ。｣
撮影の開始時間を5分過ぎても、スタジオに来うへん晶哉。
呼びに行った末澤も戻ってこなくて、スタジオ内もちょっとピリついとる。
だから、もうしゃあない。
Aぇの後に撮影する予定やったリトルに先に撮っとって貰って、4人で迎えに行く事にした。
正｢最近ちょっと変よなぁ…｣
福｢あー、確かに。前より笑わんくなったかも…空き時間ずっとスマホ見てるし。｣
小｢目の下の隈もエグない？寝れてないんちゃうん、あれ。｣
話題は専ら晶哉の事。
やれ様子が変やとか、顔色がどうとか。
でも、着替え場に近付くにつれて、耳を澄ますように口数が減る。
微かに、聞こえてきたんや。
2人が激しく言い争う声が。
んで、慌ててドア開けたらもう大惨事。
マジでキレてる時の顔した末澤が、しゃがみ込んで俯く晶哉に掴みかかってるとこで…
俺らは急いで2人を引き剥がした。
草｢末澤！お前、何してんねん！｣
末｢っ…離せや。｣
小｢晶哉、大丈夫か？……晶哉？｣
何やろ、この違和感。
末澤がこんなに怒ってんのに、晶哉は小島の腕の中でされるがまま。
まるで心をどっかに置いてきたような、感情のないマネキンみたいな無表情が、背中に凍気を走らせる。
そもそも、普段から仲良い2人。
口論ならともかく、手を出すこと自体が可笑しな話で。
ツーンとそっぽ向いてる末澤に、こうなった原因を聞けば…
それは、想像を優に超える衝撃やった。
末｢…こいつの腕見てみ。｣
草｢……はっ…？｣
末｢だから…自分で自分の事傷付けてたんやって。｣
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和音(プロフ) - あさん» コメントありがとうございます。そう言って頂けて、とても光栄です。稚拙な文章ではございますが、引き続き宜しくお願い致します。 (1月25日 12時) (
レス) id: 340ba87f5d (このIDを非表示/違反報告)
あ - 大好きです！毎日更新されていないか確認しに来てしまいます笑 これからも楽しみにしています。 (1月24日 19時) (レス) id: 13ab776e80 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：和音
| 作成日時：2024年1月20日 17時
