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-佐野side-
ビックリした。
アレルギーの対処なんか経験無いしホンマにビックリしたけど、今は緊急事態や。
僕が慌ててる場合ちゃう。
佐｢とりあえず吐き切っちゃいましょ？ちょっとトントンしますよ〜。｣
正｢っ…まさ、や……っやめｯ……ぅﾞｯ…｣
僕の前やしって我慢してるっぽかったから気持ち強めに背中摩ったら、下向いた瞬間に凄い勢いで戻し始める正門くん。
一瞬涙目で睨まれた気ぃするけど、怖ない怖ない。
けど、お陰でちょっと落ち着いたみたいで、この隙に長い事座り込んでたトイレから脱出できた。
正｢ｹﾞﾎｯｹﾎｯ…まだ、きもちわるい、から…っ…ﾋｭｰ……ｺﾞﾎｯ…それ…っ…｣
佐｢ゴミ箱、抱えときます？｣
正｢んっ……ｹﾞﾎ…ｯ…ｺﾞﾎｯ…｣
備え付けのゴミ箱抱えて小動物みたいにじっとしてる正門くんの様子を確認しつつ、僕はフロントに電話しようと内線の受話器を耳に当てる。
同室の者がアレルギー症状起こしちゃったんですけど〜言うたら、夜中にも関わらずすぐに対応してくれて、飲み薬とエピペン？とかいうのを持ってきてくれるらしい。
ホンマ、ええホテルで良かったぁ。
佐｢…あれ、疲れちゃったんかな。｣
正門くんは気付けばベッドに横になっとって、随分と寝にくそうな咳しながらﾋｭｰﾋｭｰｾﾞﾛｾﾞﾛした普通とちゃう寝息が聞こえるもんやから…
僕はそれが少しでも楽んなったらええなって体勢を整えたり、腫れてるお顔周りと体の蕁麻疹を氷で冷やしてみたり。
そんな風に色々やってるうちに、フロントスタッフさんが到着。
薬は飲めなさそうやってエピペン打ったら、目が覚めた時には起き上がれるまでに回復してたで。
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和音(プロフ) - あさん» コメントありがとうございます。そう言って頂けて、とても光栄です。稚拙な文章ではございますが、引き続き宜しくお願い致します。 (1月25日 12時) (
レス) id: 340ba87f5d (このIDを非表示/違反報告)
あ - 大好きです！毎日更新されていないか確認しに来てしまいます笑 これからも楽しみにしています。 (1月24日 19時) (レス) id: 13ab776e80 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：和音
| 作成日時：2024年1月20日 17時
