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-福本side-
福｢っ…ごめっ……ごめんっ…｣
こじけんに叱られて目が覚めた。
そうや、何の為にここまで頑張ったんよ。
病気して、体が麻痺して、でもどうしてもAぇに戻りたくて、諦められへんくて。
とにかく、6人でデッカい景色見たくて。
辛いリハビリも誹謗中傷も、耐えられたのは全部全部みんなのお陰やったのに。
福｢っ…俺……Aぇ大っ好きやっ…！｣
正｢うん。それが全てやで、大晴。｣
福｢っ…まっさん…｣
いつの間に聞いてたんか、見上げる先にはまっさんの優しい顔。
あれ、何で歪んでいくんやろって思ったら、ちょっと雑に頬を滑る男らしい手。
また、泣いてたみたいや。
でも、これはさっきみたいな悔し涙じゃない。
佐｢大晴くんは、ずっと大晴くんのままでいてください！｣
福｢っ…うん……ふふ、わかった…｣
どんなにダサくてもええ。
こんな俺を必要としてくれる人達が傍におる、その事実だけで。
この脚のせいで夢が遠ざかってしまったのなら、また手繰り寄せるまでや。
小｢ただいまーっ…うわ、顔怖っ。｣
末｢遅いわ！｣
泣き腫らした顔で楽屋に戻れば、誠也くんがいつも通り"どこ行っててん！捜してんぞ！"なんて吠えて、リチャくんが"あかんあかん"って回収してく。
そのよく見慣れた光景が、今は何だか落ち着いて…
笑えてたんや、自然と。
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和音(プロフ) - あさん» コメントありがとうございます。そう言って頂けて、とても光栄です。稚拙な文章ではございますが、引き続き宜しくお願い致します。 (1月25日 12時) (
レス) id: 340ba87f5d (このIDを非表示/違反報告)
あ - 大好きです！毎日更新されていないか確認しに来てしまいます笑 これからも楽しみにしています。 (1月24日 19時) (レス) id: 13ab776e80 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：和音
| 作成日時：2024年1月20日 17時
