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-正門side-
佐｢大晴くんっ…！｣
大っきい声が聞こえてその方向を見たら、足を引きずりながらスタジオを出て行こうとする大晴。
こじけんと晶哉がすぐに追い付いて一緒に行ってくれたから、俺は楽屋に先回り。
多分、泣いてたから真っ直ぐは帰って来うへんと思うし。
正｢…あっ、居った。｣
オレンジのストラップが揺れるクラッチを手にして局内をウロウロしてると、自販機の前のベンチに並んで座る3人を発見。
やけど、声を掛けようとした瞬間に中々物騒な話題が聞こえて、咄嗟に足を止めた。
"邪魔者は居らん方がいい"って、何。
本気で言うてる訳とちゃうやんな、大晴。
福｢っ…俺って、やっぱし迷惑やろ？あんなにリハビリしても所詮は障害者やし、踊られへんし…俺がAぇにいる意味あるん？｣
正｢っ…そんなん…｣
怒りとか、悲しみとか、よう分からん感情が全身を渦巻く。
…でも、俺が口を出す前に先に声を荒らげたんは、ずっと静かに話を聞いてた筈のこじけんやった。
流石に、頬っぺた引っ叩くとは予想外やったけど。
小｢お前は障害者じゃない、福本大晴や！Aぇ!groupの福本大晴！それ以外の何者でもないやろ！｣
福｢っ…俺が居るだけで、さっきみたいに笑われたりイジられたりするかもしれへんのに…？｣
小｢その倍、笑かしたればええねん。笑われるんとちゃうくて、笑かす。俺らがいっちゃん得意な事や。｣
あぁ…やっぱり。
Aぇのリーダーはコイツしかおらん。
引っ張り上げるとも背中を押すとも違う、"一緒に歩こう"って肩を組んでくれるような、そんな頼もしさ。
お陰で俺が言おうとした言葉が安っぽく感じてな、もう内容すら忘れてもうたやんか。
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和音(プロフ) - あさん» コメントありがとうございます。そう言って頂けて、とても光栄です。稚拙な文章ではございますが、引き続き宜しくお願い致します。 (1月25日 12時) (
レス) id: 340ba87f5d (このIDを非表示/違反報告)
あ - 大好きです！毎日更新されていないか確認しに来てしまいます笑 これからも楽しみにしています。 (1月24日 19時) (レス) id: 13ab776e80 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：和音
| 作成日時：2024年1月20日 17時
