緑×肺気胸 ページ1
-草間side-
草｢あれ、晶哉は？｣
末｢佐野？知らんで。｣
正｢え、リチャくんと一緒やと思ってました。｣
草｢ちゃうちゃう。えぇ…どこ行ったんやろ。｣
雑誌の取材が終わって、撮影までちょっとの空き時間。
控え室に戻ってきたら、ソファで寛いでる末澤とギター弾いてる正門しか居らん。
小島は遅れて来たから今メイク中やし、大晴はポテチ買うー言うてコンビニ行ったからええとして…
晶哉が行方不明なんは、妙な胸騒ぎがする。
って言うのも、さっき気になったんよね。
マスクの下でケホケホ乾いた咳してんの。
草｢…俺、ちょっと捜してくるわ。｣
ただの咳って言われればそれまでやし、心配しすぎやと思うけど…
こういう時の俺の嫌な予感って、何故かいっつも当たってしまうんよ。
控え室を出てアテもなく彷徨ってた筈やのに、まるで導かれるみたいに辿り着いたトイレ。
控え室にもついてるし、こんな所まで来うへんやろって思いつつ中に入ったら、一番奥の個室だけ閉まってる。
微かに浅い呼吸音が聞こえるような…
まさか、まさかな。
草｢あのー…大丈夫ですか…？｣
知らん人やったらどうしようって人見知り発揮しながら、勇気を振り絞ってドアをノックする。
…が、応答は無し。
せやから、これ恥ずかしいヤツやって、そそくさとトイレを出ようとしたら…
噎せ返るような大きな咳が響き渡って、聞き覚えのある声が苦しそうに俺の名前を呼ぶ。
あぁ、ほら…やっぱり当たってたやん。
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和音(プロフ) - あさん» コメントありがとうございます。そう言って頂けて、とても光栄です。稚拙な文章ではございますが、引き続き宜しくお願い致します。 (1月25日 12時) (
レス) id: 340ba87f5d (このIDを非表示/違反報告)
あ - 大好きです！毎日更新されていないか確認しに来てしまいます笑 これからも楽しみにしています。 (1月24日 19時) (レス) id: 13ab776e80 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：和音
| 作成日時：2024年1月20日 17時
