Aぇ明日が来ますように。 (ページ8)

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-末澤side-

暑いなぁ、ほんまにクーラーついてんのか？なんてぼんやり考えながら、レッスン着の胸元をパタパタして風を送り込む。

さっきまで一緒におったのに佐野が中々来んくて、何してんのやろって呑気に思ってたら不意に鼻の下を何かが伝う感覚がして…

拭ったら、手に付いてるのは真っ赤な血。

末｢え、｣

福｢ん？わぁあ！｣

小｢うわ、誠也くん血！｣

大騒ぎされて鼻血やって自覚した瞬間、物凄い勢いでボタボタ垂れてきて流石に焦る。

床汚れるやんって咄嗟に手で鼻を押さえたけど、量があかんくて…

あっという間に両方の手の平が赤く染まる。

草｢ちょ、末澤一旦座り。倒れたら危ないわ。｣

末｢っ…｣

正｢なになに、どしたん？…って、誠也くん鼻血出てるやないですか！｣

正門が"これ使って下さい！"ってまだ使ってへんタオルを貸してくれて、申し訳ないって思いつつも使わしてもらう。

あぁ、あかんわ。

何かクラクラしてしゃがんでられへん。

ペタンって床にお尻着いて所謂女の子座りみたいになりながら、目の前がチカチカして息が上がる。

ヤバい倒れるって思った瞬間、受け止めてくれたのはやけに泣きそうな顔した佐野やった。

末｢っ…はっ、はぁ…っ…さの…？｣

佐｢誠也くんごめんなさいっ…僕のせいですよねっ…｣