Aぇ明日が来ますように。 (ページ6)

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赤×鼻血ページ6

-末澤side-

草｢ラスサビもうちょい激しくしたいらしいねんな。特効で炎使うらしいから、それに負けへんくらいの感じで。｣

末｢OK！｣

今日はリチャが主導で進めるレッスンの日。

ライブ用に新しい特効を使わして貰える事になったらしくて、それに合わせてダンス構成もちょっと変更になるんやて。

新曲やなくて元々あるオリ曲の構成変更。

いつもの振りとフォーメーションが頭に入ってるから混ざってもうて、暫く振り入れしてから休憩に入った瞬間、普段ならとっくにノリノリで踊ってる癖に覚えられへぇんって床に転がるシルエット。

佐｢…これ、むずないっすか…？｣

福｢何かさっき足絡まってんけど…｣

末っ子ふたりは汗でびちょびちょになった髪の毛を掻き上げて、ちょっと意気消沈してるっぽい。

そこに近付くのはこじけんで、あっちゅー間に年下組が集合。

…あ、正門も来たやん。

小｢何やぁ、文句かぁ…？｣

福｢そんなんちゃうけどぉ…！｣

正｢ほらほら、喧嘩せんの。リチャくんトイレ行ったからこっちで一緒に練習しよや。な？｣

福｢まっさぁぁん…！｣

小｢いや、まっさんちゃんと覚えれてんの？不安やねんけど。｣

誰よりも汗だくな正門がビバちぇを連れてってくれて、あれ？佐野は？なんて思うてたら、背後から急に抱き締められて"誠也くん教えて下さい！"って懐っこい声。

さっきからちょっと暑くて、座ってクールダウンしてたとこやったけど…

まぁ、最年少に頼まれたらやるしかないやん？

末｢もう、しゃあないなぁ。｣

放置してたせいでぬるくなった水を一口飲んでから、佐野と2人で鏡の前に立った。