Aぇ明日が来ますように。 (ページ32)

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-小島side-

とにかく体が熱くて寒くて、意識が朦朧として吐いて、誠也くんと大晴に迷惑かけたっていう記憶がうっすらとある。

気ぃ付いた時には病院におって、熱が高すぎるから様子見で一晩入院しましょかね〜っておっちゃん先生に丸め込まれるまま、いつの間にか病衣着て白いベッドの上やった。

腕から解熱剤と補液繋がれてちょっと楽んなってきた所で、やっとこさ思考回路が復活。

小｢何かすんませんでした…もう夜やんな？帰ってええっすよ？｣

末｢何言うてんのお前は。そもそも何でそんなにハキハキ喋っとんのか謎やねんけど？まだ高熱のくせして。｣

福｢せやで？今は何も考えんと、ゆっくり休みぃや。｣

誠也くんも大晴も優しいけど、自分が熱あるって知ってていけるいけるって余裕ぶっこいて仕事場来て、結局リハ出来ひんと力尽きて迷惑掛けて…

やっぱリーダーとして不甲斐ないっていうか、申し訳なくて顔が見れへん。

でもな、2人はまた"何言うてんの"言うて、いつもより200倍くらい優しく俺の背中を叩くんよ。

そんなん気にしやんと早よ体治せって。

末｢お前が元気やないと、Aぇ全体のテンション下がんねん。｣

小｢…そんな嬉しい言葉もらえるんなら、入院も悪ないすね。｣

末｢何アホ言うてんねん。｣

福｢もう…ホンマ調子ええわぁ。｣

まだ38℃以上あんねんから大人しく寝てなさいって大晴が布団を引き上げてくれて、でもホンマに変な病気とかちゃうくて良かったって誠也くんが笑う。

結局、2人は面会時間のギリギリまで居ってくれたみたいで、お陰様で魘される事もなくぐっすりやった。

メンバーの為にもグループの為にも、今はとにかくちゃんと休んで早よ熱下げて、Aぇに元気持ち帰らなあかんな。