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-福本side-
佐｢黙ってて、ごめんなさい…｣
みんな心配して世話焼いてる中、その中心で俯いた真っ白い顔。
なんで分からんのかなぁ。
頼ってええんやで〜って、頼って貰えたら嬉しいんやで〜って、全身で伝えてるんやけどなぁ。
まぁ、僕も普段隠すなって怒られてる側やし、気持ちは分からんでもないけど…
なんて、今にも泣きそうな晶哉の背中を撫でてたら、横から伸びてきた手がﾋﾟﾝｯと晶哉のデコを弾いた。
佐｢った…！｣
小｢ちょちょっ、何やってるん誠也くん！｣
末｢いや、アホやなぁって思って。歳がどうとか先輩後輩がどうとか、同じグループになった時点で超越するもんちゃうん。｣
草｢せやなぁ…迷惑とか心配とか、掛けてなんぼなとこあるもんな。｣
正｢ほんの少し、俺らって頼りないんかな〜って思っちゃうかもしらん。なぁ晶哉…頼る事ってな、信じる事なんやで？｣
やり方はどうあれ、俺が言いたかった事そのまま…いや、それ以上に晶哉に伝えてくれた誠也くん。
それから、真っ直ぐに"遠慮すんな"って言うてくれたまっさんとリチャくん。
それは必死に頷く晶哉だけじゃなく、俺もこじけんもきっと欲しかった言葉。
あぁ、メンバーって対等で、仲間で、家族で…ホンマに温かいもんなんやね。
今日の事、晶哉にとってはしんどくて苦しい思いをした日かも知れへんけど、それ以上にAぇにとって、6人にとって、かけがえのない日になったんとちゃうかな。
また一個、固くなった絆が俺らを繋いで、大きな笑顔の花を咲かせるから。
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作者名：和音
| 作成日時：2023年11月18日 2時
