Aぇ明日が来ますように。 (ページ21)

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緑×閉所恐怖症ページ21

-正門side-

今日はAぇちゅーぶの撮影の日…なんやけど、今おるのは俺を含めて3人だけ。

誠也くんとリチャくんは前仕事が押してるらしくて、大晴は大学でお世話になった教授さんの還暦祝いに顔出してから来るから、元々ちょっとだけ遅れるかもって予定やった。

僕とこじけんと晶哉だけで先撮影場所で待ってて下さい〜ってスタッフさんに言われて、必要な物だけ持ってのそのそ控え室を出る。

小｢え、まっさんヒゲ剃った？めっちゃ生えてない？｣

佐｢ホンマや、さっき剃ってたのにそれですよね？もっかいメイクしときます？｣

正｢ええの！皆揃ったらもう1回剃るからヒゲ剃り持ってきたんやもん。｣

カメラ回ってなくても通常運転のやり取りをしながら、3人でエレベーターに乗り込む。

今日もまた体張らされるやろとか、そろそろ罰ゲームなしの企画したいとか、ホンマに普通に喋ってただけ。

やったのに…まさか急に地震が来るとか、誰が想像出来たん？

(♪♫〜〜〜♪♫〜〜〜)

正｢うわっ！ビックリした！｣

小｢もう…これいっつも音にビックリすんねんけど！｣

密室にけたたましく鳴り響くのは、スマホの緊急地震速報。

ビビりながらもここで地震とか危ないんちゃうとか思ったのとほぼ同時のタイミングで、ｶﾞﾀﾝｯと派手な音を立ててエレベーターが止まったのが分かる。

これ…もしかしなくても、閉じ込められたんちゃうん。