Aぇ明日が来ますように。 (ページ19)

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-草間side-

2人の意見はもっともや。

人間としても、アイドルとしても。

やから、つまらん意地張って無茶通そうとしてる自分が酷く惨めになって、どうにか絞り出した"ごめん"の一言だけが、重たい空気に熔けて消えた。

末｢じゃあ、この話は終わり。大晴も反省したな？｣

福｢っ…はい……ごめんなさい…｣

末｢んでリチャ、その足は早よ何とかした方がええと思うわ。小島、おんぶして救護室連れてったって。｣

小｢はいよー。｣

安定感のある小島の背中。

揺れへん様に気ぃ付けてくれてるのか、いつものおふざけで大晴おんぶしてる時とはえらい違いや。

末澤と正門はプロデューサーである横山くんの所に報告しに行って、俺はそのまんま年下組に付き添われながら救護室に行ってんけど…

まさかの、常駐の看護師さんにここじゃどうにもならんって言われて、氷嚢だけ渡されて近くの病院への強制連行が決定。

自分でも流石にそんな酷い怪我やとは思わんかったから、ビックリしたわ。

草｢ごめん、今日のダメ出しと明日の打ち合わせの内容、後で連絡して。｣

佐｢いや、そんなん気にせんでえぇから早よ病院行って下さい！｣

小｢誠也くんとまっさんには俺らが言うとくんで！｣

福｢後で絶対連絡してなっ！あと、さっきキツい事言うてごめん！｣

駐車場まで見送りに来てくれた3人に、車の中から手を振って…

まだまだ拭い切れへん悔しさと一緒に、どんどん会場を離れてく外の景色を眺めてた。