Aぇ明日が来ますように。 (ページ12)

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-正門side-

末｢むふふっ…ははっ…｣

正｢怖い怖いもう…一杯しか飲んでへんのに……誠也くん？誠也くん大丈夫ですか？｣

目の前でヘラヘラ笑ってる我らが末澤さん。

いや、今はただの酔っ払い誠ちゃんやな。

とあるプロデューサーさんに仕事のお付き合いで飲みに誘って頂いて、誠也くんはお酒好きちゃうけどそうも言うてられへんのがこの業界。

ほぼ無理くり飲まされたハイボールがあかんくて、会がお開きになる頃には酔い潰れてただの笑い声マシンに成り果てとる。

あーあ、もう…こんな事になるんなら代わりに俺が飲んだったら良かった。

なんて、今更すぎる事を思いながら誠也くんに飲ませるお冷を店員さんに頼んでこようと思ったら、徐にポッケを漁った誠也くんはニヤニヤした顔でスマホを弄る。

あ、耳に当てた。

これ、ダル電やん。電話の相手可哀想やな。

末｢あー、りちゃ？げんきぃ？おれはげんきひゃくばい、すえちゃんまん！｣

草『末澤…で合ってるよな？怖いねんけど、何言うてんの？』

正｢ごめんリチャくん！誠也くん酔っ払ってて！｣

末｢あーっ！まさかど、おれのけーたいかえせぇ！｣

正｢あかんよ、誠也くん！リチャくん明日早いねんから寝かせてあげな！｣

末｢いややぁ！まだ11時やもん！｣

正｢"もう"11時ですよ！｣

末｢いややぁ！でんわするぅ！｣

今度は嫌や嫌や星人に進化した誠也くん。

イヤイヤ期の2歳児なん？って。

もう…ホンマにどうしたらええねんこの人。