story＊201 ページ6
��｢あー、そう言えばコレ…｣
菫が兄貴に宛てて書いた手紙。
すっかり忘れて彼此1ヶ月以上白衣のポケットに入れっぱなしやったから、封筒ごとちょっとｼﾜｼﾜになってもうてたけど、菫の大事な物やろうしこれ以上ﾎﾞﾛﾎﾞﾛにさす訳にはいかん。
…せやからYシャツの胸ポケに仕舞って、飛び出たりせえへん事を確認してから白衣をメットインに突っ込み、愛車のシートに跨って太陽特区の王宮までエンジン全開でぶっ飛ばした。
────────────────────
＊藤井side＊
藤｢王様、危険です！お下がり下さいｯ！！｣
ﾊﾞﾗﾊﾞﾗと大きなプロペラ音を立て、我ら王立護衛団に迫り来る二機のヘリコプター。
今までどうにか着陸を阻んできた俺たちやけど、遂に限界が来たらしい。
中々着陸出来ひん事に業を煮やし、半ば無理矢理ヘリを地面へと近付けるEAST軍。
このままやと団員達が着陸に巻き込まれてまうから、致し方なく王様に護衛団を撤退させるようお頼みすると…
団員達がヘリの下から退いた途端、とてつもない爆風と共に二機の大型ヘリが中庭のド真ん中に着陸したのが分かった。
藤｢っ…王様ｯ…｣
横｢…あぁ、来るで。｣
小｢ｯ…｣
先にプロペラの回転が止まった手前の一機。
機体に描かれたエンブレムから乗ってる人物は大体予想ができて、腰元に差した剣のうちの同化用の一振に手をかけ、真っ直ぐにヘリの方を見つめると…
ｶﾞﾗｯと扉の開く音がして、出てきたのは二十数名の親衛隊。
そして彼らがｽﾞﾗﾘと並び立った瞬間、革製の黒いロングブーツがタラップを踏み、制帽とも冠とも取れる頭飾りを輝かせ、風に靡くペリースを鬱陶し気に振り上げると、不敵な笑みと共に我らの前に降り立った一人の男。
…EAST帝国のドン、皇帝の二宮和也。
その後ろからは、同じくペリースを身につけパープルの羽が付いたハットを被った潤皇子と、いつも通り後ろ手を組み落ち着き払った様子の櫻井が続いた。
二｢どーも、お久し振り。元気そうで何よりだよ、ヨコ。｣
横｢ふっ、お前もな。わざわざ我が国にお越しとは、暇やったんか？皇帝ｻﾝ。｣
二｢んふ、まぁね。｣
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ぷにぷに部部長@狐瑠璃(プロフ) - 和音さん» もうどんどん行っちゃってください！もちろん完結まで絶対読みます！vol.6.7に収まらなくても、10でも20でも付いて行きます！！ (2020年3月2日 16時) (
レス) id: 37843f0dfb (このIDを非表示/違反報告)
和音(プロフ) - ぷにぷに部部長さん» 再びのコメント、並びに応援ありがとうございます(^^)予定よりかなり長くなってきてしまったので、vol.6かvol.7までに収まるといいなと思っている所ですが、完結までお付き合い頂けると嬉しいです。これからもこの小説をよろしくお願いします(^^) (2020年3月1日 18時) (レス) id: eff15bf988 (このIDを非表示/違反報告)
ぷにぷに部部長 - ついにvol.5まで来ましたね！毎日更新楽しみにしてます！これからも頑張ってください！ (2020年2月28日 17時) (レス) id: 37843f0dfb (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：和音
| 作成日時：2020年2月27日 15時
