story＊199 ページ4
神｢陽葵様、もう間もなくお昼時ですね。何か食べたい物はございますか？何でもお好きな物を作らせましょう。｣
陽｢それじゃあ、とも…お願いがあるの。
皆で一緒にご飯が食べたいな。皆と食べられるなら、何でもええから。…だめ？｣
神｢皆…と仰いますのは、使用人達の事ですか？｣
俺の問い掛けに陽葵様は大きく頷かれ、"下ろして！" と身を捩られるから床へとお降ろしすると…
少し離れた所に居ったメイド達の元へ駆けて行かれ、腕を引いてこちらへ連れてきたと思ったら、もう一度 "あかん？"と小首を傾げられた。
陽｢EASTの人達が怖いのは皆同じでしょ？だからね、皆で一緒に美味しいご飯を食べて、きっと大丈夫やーって信じるの。おまじないやで？
…せやから、智洋も一緒に食べよう？｣
神｢っ…はい。｣
やはり、陽葵様には敵わへん。
隠してた皆の不安も恐怖も、全部全部見抜かれてまう。
俺が頷いたそれでﾊﾟｧｧｯと表情を明るくなさった陽葵様は、メイド達の手を引いてだだっ広いシェルターの奥にあるキッチンスペースで作業をしている料理人達に近付き、使用人皆の分もと笑顔で仰る。
然すれば、周りの使用人達も全員笑顔になって…俺が守るべきは、王女様は勿論の事この笑顔もなんやって確認させられた。
…相手は能力者。
ここに居る者達に力は無い。
別に王様やのんちゃん､流星､しげ…外の能力者を信じてへん訳とちゃう。
それでも、何かあった時には…
ここに居る全ての人間を、俺が守る。必ず守り切る。
陽｢ともーっ？オムライス出来るってーっ！早よーっ！｣
神｢はい！只今参ります、陽葵様っ！｣
命を…笑顔を…守る為やったら、死の恐怖なんて感じてたまるか。
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ぷにぷに部部長@狐瑠璃(プロフ) - 和音さん» もうどんどん行っちゃってください！もちろん完結まで絶対読みます！vol.6.7に収まらなくても、10でも20でも付いて行きます！！ (2020年3月2日 16時) (
レス) id: 37843f0dfb (このIDを非表示/違反報告)
和音(プロフ) - ぷにぷに部部長さん» 再びのコメント、並びに応援ありがとうございます(^^)予定よりかなり長くなってきてしまったので、vol.6かvol.7までに収まるといいなと思っている所ですが、完結までお付き合い頂けると嬉しいです。これからもこの小説をよろしくお願いします(^^) (2020年3月1日 18時) (レス) id: eff15bf988 (このIDを非表示/違反報告)
ぷにぷに部部長 - ついにvol.5まで来ましたね！毎日更新楽しみにしてます！これからも頑張ってください！ (2020年2月28日 17時) (レス) id: 37843f0dfb (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：和音
| 作成日時：2020年2月27日 15時
