story*218 ページ23
*横山side*
小「王様っ、皇帝と親衛隊がどこにもおりません!」
横「はぁ…クッソ…どこ行ったんや、アイツら…」
王宮殿の5階から8階までを探し回ったけど、二宮達はおろかその痕跡すら見つからへん。
でも、確かに王宮の中に入った筈やから、居らんなんて事は無い。
せやから、一先ず第一班と合流して情報を共有する事にして、エレベーターに乗り込んだ。
横「はぁ〜…」
この鬼ごっこの様なかくれんぼの様な状況に嫌気が差してきて、大きな溜め息を吐き出すと、俺の隣で1階と閉のボタンを押した小瀧が心配そうな顔で見つめてきた。
まぁ…大事な側近にこれ以上心配かけるのもアレやし、溜め息はやめにしてボーッと階層を示すディスプレイを見つめてたら、表示が1階に変わるのと同タイミングで "ピンポーン" と到着音が鳴った。
小「どうぞ、王様。」
横「あぁ。」
小瀧が開いたままにしてくれた扉を抜け、護衛団員達と少し遅れて追いかけて来た小瀧と共にエレベーターホールからロビーに入る。
すると、どこからかバタバタと足音が聞こえてきて…皇帝たちかと思いきや、さっき分かれた第一班が大階段から降りてきた所やった。
横「どうやった?アイツらはっ?」
「申し訳ございません王様ッ。こちらには見当たりませんでしたッ!」
横「はぁっ?んな訳あるかっ!」
これで王宮の本殿は全部探した筈。他にある建物といえば、使用人用の寮と迎賓館くらいや。
そんな所に皇帝達がわざわざ向かうとは思えへんしって頭を抱えて考え込む。
一体アイツらはどこに消えたんかって悩みまくってたら…1つ、この王宮の中で探してへん場所があった事に気付いた。
横「っ…まさか、もうシェルターの存在に気付いて地下にいるんじゃ…」
小「そんな…入口はあの様に分りづらい場所ですし、暗証番号が無ければエレベーターにも乗る事は出来ません。どこかに隠れているだけなのでは?」
横「そんなん言うて王女に何かあったら?…一応確かめるだけや。ええから付いて来い。」
皆『はっ、王様。』
護衛団員達を引き連れて、小瀧と大階段の側面に回り込む。
扉を開け小瀧だけを中に入れ、タッチパネルの操作音とエレベーターの解錠音を聞いて、俺も中へと入ろうとすると…
突然後ろからバンッ!と銃声の様な音が聞こえて、それと共に背中に何かが突き刺さる感覚と全身に感じた大きな衝撃に、思わず呻き声を漏らした。
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ぷにぷに部部長@狐瑠璃(プロフ) - 和音さん» もうどんどん行っちゃってください!もちろん完結まで絶対読みます!vol.6.7に収まらなくても、10でも20でも付いて行きます!! (2020年3月2日 16時) (レス) id: 37843f0dfb (このIDを非表示/違反報告)
和音(プロフ) - ぷにぷに部部長さん» 再びのコメント、並びに応援ありがとうございます(^^)予定よりかなり長くなってきてしまったので、vol.6かvol.7までに収まるといいなと思っている所ですが、完結までお付き合い頂けると嬉しいです。これからもこの小説をよろしくお願いします(^^) (2020年3月1日 18時) (レス) id: eff15bf988 (このIDを非表示/違反報告)
ぷにぷに部部長 - ついにvol.5まで来ましたね!毎日更新楽しみにしてます!これからも頑張ってください! (2020年2月28日 17時) (レス) id: 37843f0dfb (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:和音 | 作成日時:2020年2月27日 15時