story＊212 ページ17
横｢えっ…？ちょっ…二宮おらんやんけｯ……藤井ｯ！！｣
藤｢王様、ここは私共にお任せをｯ！王様は小瀧を連れて宮殿の中へお往き下さい！お急ぎにｯ！！｣
横｢っ…あぁ、分かった。小瀧、皇帝が中に入った可能性がある！付いて来いｯ！｣
小｢はっ、王様ｯ！｣
隙を突かれたか、見回しても皇帝の姿はどこにも見えず、兵の数も3分の1が居らんくなってる。
それが意味することと言えば…【突破された】という一言だけ。
そうなると一刻を争うから、俺も慌てて少数の団員を連れ、小瀧と共に王宮の正面玄関に向かって走った。
…正直、中庭に藤井達を残してきた事が気がかりで、何度も後ろを振り返りながら足を動かす。
東の能力者2人はあそこに留まったまま…
つまり俺達はあいつらに、藤井と重岡と�霤弔�150名程になってしまった護衛団員達に、最強と言うて等しい敵を押し付けてもうた事になる。
横｢っ…｣
でも、それでも…藤井はそれを分かった上で俺達を王宮の中へと行かせたから。
あいつの判断はいつでも俺を想う物やから…
娘を守りたいという俺の願いを、叶えさせようとする物やから…
俺達は息を荒げつつもスピードを緩める事なく外壁に沿って走り、エントランスをくぐった。
横｢ﾊｧｯ…ﾊｧｯ……やっぱり、もうロビーには居らんか……よし、二手に分かれて探すで。
第一班は2階から4階を。第二班は5階から8階や、俺に付いて来い。行くでｯ！！｣
皆『はっ、王様ｯ！！』
何としても見つけ出す。
何としても食い止める。
その一心で大階段を駆け上がって2階へと向かう15名の一班と別れ、俺達は使用人用の螺旋階段を目指してまた走った。
…あの遅いエレベーターを待つ時間さえもが、惜しいから。
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ぷにぷに部部長@狐瑠璃(プロフ) - 和音さん» もうどんどん行っちゃってください！もちろん完結まで絶対読みます！vol.6.7に収まらなくても、10でも20でも付いて行きます！！ (2020年3月2日 16時) (
レス) id: 37843f0dfb (このIDを非表示/違反報告)
和音(プロフ) - ぷにぷに部部長さん» 再びのコメント、並びに応援ありがとうございます(^^)予定よりかなり長くなってきてしまったので、vol.6かvol.7までに収まるといいなと思っている所ですが、完結までお付き合い頂けると嬉しいです。これからもこの小説をよろしくお願いします(^^) (2020年3月1日 18時) (レス) id: eff15bf988 (このIDを非表示/違反報告)
ぷにぷに部部長 - ついにvol.5まで来ましたね！毎日更新楽しみにしてます！これからも頑張ってください！ (2020年2月28日 17時) (レス) id: 37843f0dfb (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：和音
| 作成日時：2020年2月27日 15時
