story＊197 ページ2
＊神山side＊
重｢はぁっ！？王様が外に出て戦うのをお止めできひんかった！？いや、どういう事やねん！じゃあ、あれやろ！？小瀧も出てったって事やろっ！？｣
[はいっ…自らの御手で王女様をお守りしたいからと…]
メイドから王様とのんちゃんが戦う為に外に出たって聞いて、激怒してるしげ。
王女様はソファーに腰掛けた俺の膝の上で泣き続けられとって…
安全は確保されてる筈やのに、中々落ち着ける空間にはなりそうもない。
神｢っ…ふぅ…｣
それに加えて…この環境のストレスか、それとも走ったせいか、胸に何かつっかえる様な嫌な感じがして、さっきから発作注意報が鳴ってる気がする。
吸入したからって予防にはならんかったか…って、王女様をお慰めしつつ自分の胸を摩ってたら、突然耳を劈く様なしげの声がシェルター内に響き渡って…
300名は居る使用人達が、一斉にこっちを向くのが分かった。
重｢っもうええｯ！！俺も外に出るｯ！！｣
神｢…っえ？ちょっ、しげっ？何言うてるんっ？｣
一体何がどうしたのか自分までシェルターの外に出るなんて言い出すしげに、体調が微妙やった事も忘れて咄嗟に王女様を抱きかかえたまま立ち上がる。
一瞬ﾋｭｯと気道が狭まった様な感覚がしないでもないけど、訳分からん事言うてるしげを止めなと思って、自分の体は無視して王女様をメイドの一人に預けると、しげの方に近寄った。
神｢しげまで外に出てどーするん？何になるん？王様がお決めになった事やし、のんちゃんも納得して付いて行ったんなら、もうお止めするのは無理に等しいで？
…第一、俺らは護衛官で執事やねんから、王女様のお傍に居らなあかんやろ。｣
重｢ｯ…でも、もしそれで王様がお怪我でもされたら？お優しい陽葵様の事や、自分がEASTに目を付けられたせいやってご自身を責められ、また涙を流されるに決まってる。
…それに、王様は王女様の大切な御父君でこの国の国王や。危険な目に遭われる事も、傷を負われる事もあってはならん。
とは言え、ご自身で娘である陽葵様をお守りしたいという気持ちは、尊重されるべきやとも思う。
…せやから、俺も加勢してお力になりたいねん。｣
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ぷにぷに部部長@狐瑠璃(プロフ) - 和音さん» もうどんどん行っちゃってください！もちろん完結まで絶対読みます！vol.6.7に収まらなくても、10でも20でも付いて行きます！！ (2020年3月2日 16時) (
レス) id: 37843f0dfb (このIDを非表示/違反報告)
和音(プロフ) - ぷにぷに部部長さん» 再びのコメント、並びに応援ありがとうございます(^^)予定よりかなり長くなってきてしまったので、vol.6かvol.7までに収まるといいなと思っている所ですが、完結までお付き合い頂けると嬉しいです。これからもこの小説をよろしくお願いします(^^) (2020年3月1日 18時) (レス) id: eff15bf988 (このIDを非表示/違反報告)
ぷにぷに部部長 - ついにvol.5まで来ましたね！毎日更新楽しみにしてます！これからも頑張ってください！ (2020年2月28日 17時) (レス) id: 37843f0dfb (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：和音
| 作成日時：2020年2月27日 15時
