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園「えっ、眠夢ちゃんこの席なの?やった〜いっぱい喋れる!」

椅子に後ろ向きに座ったさっきのカチューシャの子が身を乗り出してくる。
キミ、前の席だったのね...
てか顔近い顔近い!

「うおっ.....こ、こちらこそよろしくね」

なんか一方的に絡まれてる感あるけど!
それに私まだキミの下の名前しかわかんないけど!


?「園子、眠夢ちゃん困ってるじゃない!
自分も自己紹介したら?」

助け舟!女神!
長い黒髪の子が言うと、カチューシャの子はそうだった、と思い出したように名乗った。

園「私はB組のマドンナこと鈴木園子!園子って呼んで〜」

それから〜、と女神...じゃなくて長い黒髪の子を指さす。

園「こっちは親友の毛利蘭!蘭って呼んであげて?
そして蘭の後ろにいるのが工藤新一!蘭の旦那だけど、探偵オタクすぎるのよね〜」

蘭「眠夢ちゃん、よろしくね…って旦那!?ちょっと園子!私と新一はそんなんじゃないから!」

真っ赤になって否定する蘭。

「はは〜ん、そういうことね。お幸せにって感じ?」

蘭と新一を交互に見てにゅふふ、と笑う。
眠夢ちゃんまで!と怒る蘭と、ジト目で見てくる新一。
こ〜れは確信犯じゃん?

園「さっすが眠夢〜わかってるぅ」

ウインクする園子。
いやまあ、あんなにわかりやすい反応されたらね?


新「あと俺、探偵オタクじゃねーから。
こいつの言うことに惑わされんな、眠夢」

ずっとジト目で見てきてた新一が初めて口を開く。

園「いやいやあんたねぇ、どの口が言ってるの!正真正銘の探偵オタクでしょ!」
蘭「新一、流石にそれは否定出来ないでしょ」

園子と蘭にダブルツッコミされる新一。
どんまい...


「てか探偵って...」

園子と蘭と新一の目線が私に集まる。



「.......何するの?」


3人が思いっきりずっこけた。

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作者名:りる | 作成日時:2019年5月4日 1時

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