doll＊474 ページ34
相｢えっ、何っ！？ここどこーっ！？｣
『わぁっ！びっくりしたぁｯ！……もうっ、雅紀くんっ！』
相｢えっ？あっ、アカリちゃんっ？ごめんっ、でも…ここどこーっ！｣
『そんなの、私も分からないよっ！』
驚かされた事にちょっとプンスカしながらﾂｶﾂｶと元の場所に戻って、またさっきの椅子に腰掛ける。
…すると、隣からｶﾀﾝｯと物音がして、パープルのタキシードをﾊﾞｼｯと着こなした智くんがお目覚め。
と思ったら…いつの間にか全員起きてて、キョロキョロと辺りを見回してる。
私の声が大きくて起こしちゃったのか、それとも雅紀くんの叫び声か…
…うん、きっと後者だ。そう信じたい。←
大｢ん…？…あれ、、たか…？｣
二｢…えっ……何でノゾムが……って…誰…？｣
松｢……何だよ…ここ…｣
皆それぞれバラバラのリアクションをしたけど、やっぱり一番に感じたのは混乱だったらしく…表情が不安気。
…でも、次の瞬間には”混乱”が”驚き”に変わって、勿論私も…また驚かされた。
だって…後ろから突然声がして、金髪碧眼の車椅子に乗ったご老人とリュウセイが、一緒に暗闇から現れたから。
《やぁ、待たせてすまないな。》
『えっ…！？…だ、誰ですか……って…リュウセイ、その格好…！』
青｢…｣
一言も喋らず黙ったままのリュウセイは…ｷﾗｷﾗと輝くブルーのローブの裾を引き摺りながら、老人の車椅子の横にピッタリとくっついて私たちの前に来ると…
被っていたﾓｺﾓｺのファーがついたフードを頭から後ろへとずらし、ｽｯと真っ直ぐに私の方を見て微笑んだ。
…でも、私は笑い返してあげることも忘れ、ただただ驚きを隠せなかった。
リュウセイの…あまりの美しさに。
『ｯ……え…』
青｢ビックリさせて、ごめん。｣
『い、いや…』
リュウセイと話してる筈なのに、物凄く緊張して直ぐに言葉が出てこない。
それもそのはず…いつものリュウセイじゃないんだから。
…いや、当然いつもイケメンだし格好良いけど、今は何か…グレードが違う。
黒髪だった髪の毛が、透き通るようなホワイトゴールドになってて…外見が変わったのは勿論のこと、、
それプラス、内面の美しさが滲み出てるというか…溢れ出てるというか…とにかく美しくて、私は思わず息を呑んだ。
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みゅー - とても面白かったです！引き込まれました！！素敵な作品ありがとうございます(*´ω｀*) (2020年4月2日 0時) (
レス) id: dcdf60e661 (このIDを非表示/違反報告)
和音(プロフ) - てぃてぃさん» コメントありがとうございます！作者自身若干の不完全燃焼に加え短編集を読みたいという方もいらっしゃいましたので、いつか庭師の双子の活躍も実現できたらいいなぁと思っております(^^)なお、予定については未定ですので、作成出来ない場合もありますm(_ _)m (2019年10月10日 20時) (レス) id: eff15bf988 (このIDを非表示/違反報告)
てぃてぃ - 続編と言うかわからないのですがダイキとトモヒロの二人揃ったときの「夢の庭師」の活躍を見たいです！ (2019年10月5日 1時) (レス) id: 918ca3f2a8 (このIDを非表示/違反報告)
和音(プロフ) - Nagihimeさん» コメントありがとうございます。お返事遅くなりすみません！そう言って頂けると、とても励みになります！現在連載中の【小さなセカイの中で。】シリーズも宜しくお願い致します(^^) (2019年10月1日 19時) (レス) id: eff15bf988 (このIDを非表示/違反報告)
Nagihime - 凄くおもしろかったです!!!!私は室担の黄色ジャス民なので、ジュンタとリュウタが出てきて嬉しかったです!!これからも応援してます!!!! (2019年9月26日 17時) (レス) id: b07ee6c15c (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：和音
| 作成日時：2019年5月28日 9時
