doll＊433 ページ43
＊青side＊
ニックに話を聞いて…今ジュンタが庭に来てるらしいから、アカリの部屋を出てリビングに向かった。
いやぁ〜…アカリが起こしてくれへんかったら、ジュンタの事何時間も放置してブチ切れられる所やったわ。
危なかったわぁ…なんて考えながら歩いてたら、いつの間にかリビングの大窓の前に到着。
青｢お前ら、ちょっと手伝って。｣
ﾃﾞｨｰ＋ｱﾝﾈ＋ﾆｯｸ【ﾁｶﾁｶｯ】
青｢よいっしょ…｣
俺一人じゃ重すぎる窓を、人工精霊達に手伝わせてどうにか開けると…
…庭に真っ直ぐ並ぶ飛び石の真ん中に立って、周りの芝生をキョロキョロと見回すジュンタが居った。
青｢…何してんの。｣
黄｢…おぉ、リュウセイ。別に何でもない。｣
青｢ふーん…｣
”何でもない”と言う割には滅茶苦茶挙動不審やし、何故か下ばっかり見てるし…
気になりまくるから、ホンマ何なん？とか思うてたら…
芝生の中からひょっこりと顔を覗かせた”ソレ”に、ジュンタはﾋﾞｸｯと体も顔も強ばらせて…謎行動の全てを理解した。
青｢お、芋虫やん。デカイなぁ…
…ジュンタ虫嫌いやんな。やからずっと飛び石の上でビビってんのか。｣
黄｢…べ、別にビビってへんしっ。
でも、あの…その……移動せえへん？｣
青｢えー…態々移動する程ちゃうって。｣
俺は割と虫平気やから…アゲハ蝶かなぁ〜ってその芋虫を掴んで、ジュンタの反対側にある木の所に持っていくと…
それを見てたジュンタが、【ﾋｪｯ!】って変な声を出した。
黄｢なっ、おまっ、何してんねんっ！｣
青｢何って…芋虫さえ居らんかったらええねやろ？
だから、木の上に芋虫を移動させたんやんか。
…自分が移動するより、手っ取り早いし。｣
黄｢だからって、何で素手やねんっ！｣
青｢いや、害虫ちゃうし平気やもん。｣
俺が芋虫を触った手をﾊﾟﾝﾊﾟﾝ払って、【んで話は？】っと本題に入ろうとしたら…
ジュンタは俺の手を嫌悪に満ちた目で見つめて、全く喋ろうとせえへん。
……虫嫌いって、面倒臭い。
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ななみ(プロフ) - アキトおおおおおおお泣うわああああああああ(´Д⊂ヽ朝から全部読んで感動しました泣決着の予想は付いていたが読み進めると悲しい気持ちになりました泣ジュンタくん！！アキトくん大好きだよ！！ (2022年11月22日 6時) (
レス) @page29 id: c060af3ed8 (このIDを非表示/違反報告)
和音(プロフ) - ８７８さん» コメントありがとうございます！そう言って頂けると嬉しく、とても励みになります(^^)これからもこの作品をよろしくお願い致します(^^) (2019年4月20日 19時) (レス) id: eff15bf988 (このIDを非表示/違反報告)
８７８ - いつも更新を楽しみにしてます！vol.9の更新がんばってください！ (2019年4月20日 19時) (レス) id: e0fce50eaa (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：和音
| 作成日時：2019年4月20日 14時
