doll＊395 ページ5
＊相葉side＊
相｢ただいまーっ……アキト、そこ座ろ。｣
橙｢…っん、｣
アカリちゃんの家から自分のアパートの部屋に帰ってきて、一先ずアキトをソファに座らせた。
…一人掛けのやつだから、俺は床に膝立ちだけど。
相｢…うわぁ、、痛い…よね…？｣
橙｢ｯ…ぅん…っ…｣
相｢…ドールの傷の手当てって…どうすれば…｣
辛そうに顔を顰めるアキトの肩の傷は…かなり深そうだし、無傷のこっちが痛くなってくる。
…この子の為に何かしてあげたいとは思うけど、人間とは勝手が違うって分かってるから…
どうするべきか考え込んでたら、アキトの鞄の中からオレンジ色のキラキラが飛び出してきた。
ﾉｰﾑ【ﾁｶﾁｶ】
相｢…え？｣
橙｢…ｯあ、ノーム。ここやで。｣
アキトがこっちこっちって手招きすると、ノームは凄いスピードでこっちに向かってきて…
…アキトの周りを数回くるくる回った後、肩の傷目がけて切り裂かれた服の隙間に飛び込んだ。
相｢ｯえ！ちょちょちょっ…！！｣
余りにビックリし過ぎてノームをとっ捕まえようとしたら…
蒼白い顔で冷や汗をかいたアキトが、微笑みながら俺の手を握って…動きを制止した。
橙｢…っ…待って。大丈夫やから。
…ノームは……いや、人工精霊は、ローゼンボーイズの修復係やねん。
人間で言うと…お医者さん？…うん。そんな感じ。
…まぁ、相棒とお付きと友達も兼任してるんやけどね。｣
相｢…あ、そうなの…ビックリした…｣
しんどいアキトに態々動かせて、しかもそんな説明までさせて…申し訳ないなって思いながら、そっと丸っこい頭を撫でる。
…手当てはノームがしてくれるから、人間の俺に出来ることは何もないし…
無力感で凹んでたら、アキトはそんな俺の気持ちを察してか…
【マスターが傍に居ってくれるだけで、俺は体も心も休まるんやで。】
…なんて、小さな手で俺の頭を撫でてくれて…
思わず、優しくだけどぎゅっと抱きしめた。
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ななみ(プロフ) - アキトおおおおおおお泣うわああああああああ(´Д⊂ヽ朝から全部読んで感動しました泣決着の予想は付いていたが読み進めると悲しい気持ちになりました泣ジュンタくん！！アキトくん大好きだよ！！ (2022年11月22日 6時) (
レス) @page29 id: c060af3ed8 (このIDを非表示/違反報告)
和音(プロフ) - ８７８さん» コメントありがとうございます！そう言って頂けると嬉しく、とても励みになります(^^)これからもこの作品をよろしくお願い致します(^^) (2019年4月20日 19時) (レス) id: eff15bf988 (このIDを非表示/違反報告)
８７８ - いつも更新を楽しみにしてます！vol.9の更新がんばってください！ (2019年4月20日 19時) (レス) id: e0fce50eaa (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：和音
| 作成日時：2019年4月20日 14時
