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doll*427 ページ37

*月本side*







雅紀くんの家に来て、早3時間。





お腹も満たされたし…そんなに長居しても迷惑だろうから、そろそろお開きする流れに。







『楽しかったよ。ありがとね、雅紀くん。』





相「いや、それはこっちのセリフだよ…


今日、一人でいたら寂しさで可笑しくなりそうだったから……ありがとう。アカリちゃん、リュウセイくん。

…あ、あとジュンタも。」





黄「…何やその、ついでに…みたいなん。」





相「そんなんじゃないよ。


…ジュンタは、アキトを家まで連れて帰ってきてくれた。一番感謝してる。」







雅紀くんが真剣な眼差しでジュンタを見詰めるけど、ジュンタはプイッとそっぽを向いて頬を搔いた。




…あれは、、照れてんのか…?





この2人って…こんなに仲良かったっけ。







相「あ、照れてるっ!ジュンタ可愛いっ!」





黄「…照れてへんし、可愛ない。」





相「えぇーっ?そこは【可愛いでしょっ?】って言ってよーっ!」







…何か、、私とリュウセイを放ったらかしてイチャイチャし始めて、めちゃめちゃ疎外感を感じながら…



邪魔しちゃ悪いし…こっそり帰ろうと、リュウセイの肩を突っついた。







『ねぇリュウセイ、帰ろ。』





青「おんっ、」





『お邪魔しましたーっ…』







一応そう言ってから…静かーに移動して自分の荷物を掴み、玄関に向かってドアノブに手をかけた瞬間…後ろから呼び止められた。




私じゃなく、リュウセイが。







黄「おい、リュウセイ…後で話す事がある。」





青「あー…分かった。場所と時間は後で人工精霊を介してな。」





黄「あぁ。」





青「ほな、後で。」







ジュンタと何か約束を取りつけたらしいリュウセイは、それだけを言うとジュンタに背を向けて…私のリュックに入った。





2人で何を話すのか…って少し考えてたら、私の目の前でジュンタがハッとしたように顔を上げた。







黄「…俺も帰らな。」







…ですよね。



私達にさよなら言うみたいな雰囲気醸してたけど、ここジュンタの家じゃないし…翔くんのいる病院に帰るよね。





…だから、私はリュウセイが入ったリュックを背負って、ジュンタが出られるように玄関ドアを開けようとすると……今度は私が呼び止められた。

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ななみ(プロフ) - アキトおおおおおおお泣うわああああああああ(´Д⊂ヽ朝から全部読んで感動しました泣決着の予想は付いていたが読み進めると悲しい気持ちになりました泣ジュンタくん!!アキトくん大好きだよ!! (2022年11月22日 6時) (レス) @page29 id: c060af3ed8 (このIDを非表示/違反報告)
和音(プロフ) - 878さん» コメントありがとうございます!そう言って頂けると嬉しく、とても励みになります(^^)これからもこの作品をよろしくお願い致します(^^) (2019年4月20日 19時) (レス) id: eff15bf988 (このIDを非表示/違反報告)
878 - いつも更新を楽しみにしてます!vol.9の更新がんばってください! (2019年4月20日 19時) (レス) id: e0fce50eaa (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:和音 | 作成日時:2019年4月20日 14時

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