doll＊420 ページ30
＊相葉side＊
相｢っ…アキトｯ……ｸﾞｽｯ…｣
【悲しまないで】
そんな事言われても…俺の涙は止まってくれなくて、、
それがアキトの願いだとしても、俺には悲しみしか残らなくて…
…手紙を抱きしめて泣き崩れた。
相｢…っアキトｯ……あきとぉっ…ぅ､ｸﾞｽｯ…ﾋｯｸ…｣
…アキトと出会って、約2年。
出会ったばかりの頃…俺はずっと夢だったモデルになれて、態々働いてた副業禁止の会社を辞めたのに、仕事が回ってこなくて…アルバイトばっかりしてた。
辛くて…苦しくて…
【もうモデルなんか辞めたい】
【夢は諦めよう】
…って、思い始めてた時…アキトが現れて、背中を押してくれた。
たまにしか出させて貰えなかった雑誌の担当さんに頭を下げたり、積極的にオーディションを受けたり…
…勿論、そんなに甘い世界じゃないし…簡単に仕事も貰えないし……努力が足りないって怒られたりもしたけど、、
家に帰れば、アキトが笑顔で【おかえりっ！】って言ってくれて…それだけで辛くても頑張れた。
…最近やっと…バイトの日数が半分以下になるくらい、仕事がノッてきてたのに…
【凄いやんっ！】って褒めてくれたり、【まーくんはカッコイイから大丈夫っ！】って励ましてくれるアキトは……もう、ここには居ない。
相｢…ｯ…はぁっ……ｸﾞｽｯ…｣
溢れ続ける涙を拭うこともせず、手紙を胸に抱いたまま座り込んでたら…
突然…俺以外誰も居ないはずのこの部屋で、小さな足音がして…泣きすぎてぐちゃぐちゃな顔を少しだけ上げた。
相｢…え、、｣
…涙で揺れる俺の目に映った、茶色い編み上げブーツ。
小さ過ぎるそれに、まさかと思ってｶﾞﾊﾞｯと顔を上げたけど…
そこに居たのは、、意識の無いアキトをお姫様抱っこして、少し窶れた顔をしたジュンタだった。
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ななみ(プロフ) - アキトおおおおおおお泣うわああああああああ(´Д⊂ヽ朝から全部読んで感動しました泣決着の予想は付いていたが読み進めると悲しい気持ちになりました泣ジュンタくん！！アキトくん大好きだよ！！ (2022年11月22日 6時) (
レス) @page29 id: c060af3ed8 (このIDを非表示/違反報告)
和音(プロフ) - ８７８さん» コメントありがとうございます！そう言って頂けると嬉しく、とても励みになります(^^)これからもこの作品をよろしくお願い致します(^^) (2019年4月20日 19時) (レス) id: eff15bf988 (このIDを非表示/違反報告)
８７８ - いつも更新を楽しみにしてます！vol.9の更新がんばってください！ (2019年4月20日 19時) (レス) id: e0fce50eaa (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：和音
| 作成日時：2019年4月20日 14時
