doll＊417 ページ27
相｢えっ…！？…ちょっ、何でっ！？｣
突然の出来事に外に出ようとしてた事も忘れ、指輪の破片を拾うためにその場にしゃがむけど…
そこには…破片はおろか、金属のひとつも落ちてなかった。
相｢何ｯ…何なのｯ……これっ…｣
何か悪い夢でも見てるのかと思って自分の頬を抓っても、力加減がバカで死ぬほど痛いだけ。
契約の指輪が砕けるなんて訳分からないし、軽くパニックに陥って…
…取り敢えず、何か知ってそうなアカリちゃんに､助けを求めるように…縋るように…電話をかけた。
【『はい、月本です。』】
相｢っあ、アカリちゃんっ！ねっ、ねぇっ…どうしようっ…！｣
【『雅紀くん？ちょっと落ち着いて。…何があったの？』】
相｢あのっ､､あのねっ…｣
ツーコールで電話に出てくれたアカリちゃんに…
アキトがいなくなった事と、契約の指輪が砕け散った事をめちゃくちゃ早口だったと思うけど､どうにか伝えて…
スマホをぎゅっと握り締めて祈りながら、アカリちゃんの返答を待ってると、、
…次に電話口から聞こえてきたのは、低くてハスキーなリュウセイくんの声。
青【｢あ､相葉さん、リュウセイです。
…アキトの居る所は分からへんけど、多分ジュンタと一緒やと思います。
それで…契約の指輪が砕け散ったのは…相葉さんとの契約を自ら解いたのか、、又は…｣】
相｢又は…？｣
青【｢アキトが…WEST GAMEの敗者になったか。｣】
相｢ｯ…！！｣
リュウセイくんの放った一言に衝撃が走って…一瞬、時が止まったような気がした。
【アキトがWEST GAMEの敗者に…】
…その言葉だけが頭の中にこだまして…消えることなく響き続け、それはフラフラとした目眩に変わった。
相｢ｯ…アキト…が、、｣
…敗者に､､､つまり、ただの人形になるということ。
混乱して…混乱して……そんな事認めたくなくて…
電話口で呼びかけてくるリュウセイくんの声に応えることも出来ずに…
俺は…その場にゆっくりと座り込んだ。
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ななみ(プロフ) - アキトおおおおおおお泣うわああああああああ(´Д⊂ヽ朝から全部読んで感動しました泣決着の予想は付いていたが読み進めると悲しい気持ちになりました泣ジュンタくん！！アキトくん大好きだよ！！ (2022年11月22日 6時) (
レス) @page29 id: c060af3ed8 (このIDを非表示/違反報告)
和音(プロフ) - ８７８さん» コメントありがとうございます！そう言って頂けると嬉しく、とても励みになります(^^)これからもこの作品をよろしくお願い致します(^^) (2019年4月20日 19時) (レス) id: eff15bf988 (このIDを非表示/違反報告)
８７８ - いつも更新を楽しみにしてます！vol.9の更新がんばってください！ (2019年4月20日 19時) (レス) id: e0fce50eaa (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：和音
| 作成日時：2019年4月20日 14時
