doll＊149 ページ8
橙｢ちょ、待ってや…俺らって7人の兄弟やんなぁ？何でローザミスティカが8つやねん…｣
青｢……せやけど、俺達が旅に出る前こんな事聞かんかった？《お父様は今末の弟を作られている。》って話…｣
紫｢まさかリュウセイ…それをホンマの話やって思うてるん…？
…あれは…ただの噂やん…｣
青｢…でも、ありえへん話やないやろ。
…8人目がおるって。｣
……って、まぁ…カッコつけて自分の考え披露したはええけど…
あくまでそれは俺の勝手な想像で、色々腑に落ちへんことが多すぎる。
…合ってたとして、何でそんな事をノゾムが知ってたんかも分からへんし。
赤｢……あ、あのさ…りゅ、リュウセイは8人目に会ったんやろ…？やったらホンマなんとちゃうの…？｣
橙｢何それ、俺ら聞いてへん。｣
紫｢…おん、｣
ちょっとムッとした表情で2人は椅子から降りて、俺の方に詰め寄るように近寄ってきた。
…ちょっと…圧がすごいな…
青｢今話してる8人目ってのはまだ可能性の話やん？
…せやから、俺はあのドールに会ったけど決定的なものちゃうかったから、可能性が可能性のままやねん。
その理由は…あのドールと会うた場所が、アカリの心の海やから。
人の心は複雑や。
色々な所からの海流が流れ込んでる。
やから、あれは誰かの記憶の中にいる人形の幻かもしれへんって事。｣
赤｢で、でもっ、動いてたんやろ…？動く人形なんて俺ら以外にはおらんやんか！それは…《決定打》にはならへんの…？｣
青｢…｣
…確かに、俺もそこで確信に変わるかと思った。
動いたり話したりする人形なんて、俺達ローゼンボーイズ以外に存在せぇへんから。
…でも、そうなると…ノゾムが俺に言えへん理由がない。
昨日、《ごめん》って言いながら言葉を詰まらせた理由が。
青｢あー…もう……分からん…｣
・
…あれから数十分。
いくら考えても、全然答えにたどり着けへん地獄ってなんやろか。
いつもは騒がしい3人とうーうー唸って考え込んで、《でも》《せやけど》《ちゃうわ》合戦の無限ループ。
ずーっと考えて頭パンク寸前の俺らに、アカリも気を利かせてどこかに行ってもうた今現在。
トントンっと誰かが俺の肩を叩いて、よく知った声が俺の耳に届いた。
？｢なぁ、どうかしたん？｣
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祐莉 - 小瀧君がピンチな中異変に気付いた藤井君達がどうするのか気になります。相葉ちゃんの設定ありがとうございます。本業は、モデルさんなんですね。それに、相葉ちゃんの以前の反応的に、あかりちゃんと相葉ちゃん面識がありそうで、今後の展開にわくわくです♪ (2018年9月21日 2時) (
レス) id: ea9cf53e18 (このIDを非表示/違反報告)
和音(プロフ) - 祐莉さん» いつもご愛読ありがとうございます！2人の設定の事ですが、この後の『悲劇』からどんどん絡んでいきますので、それからになりますね。もう少しだけお待ちいただけると嬉しいです(^^) (2018年7月25日 7時) (レス) id: eff15bf988 (このIDを非表示/違反報告)
祐莉 - お久しぶりです。悲劇が何なのか凄く気になります。それに、のんちゃんの秘密も気になりますね。そういえば、大野君と相葉ちゃんの設定を載せるのは、あかりちゃんたちと絡んでからですか？ (2018年7月25日 3時) (レス) id: ea9cf53e18 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：和音
| 作成日時：2018年6月29日 14時
