doll＊186 ページ45
＊赤side＊
俺は朝ご飯を食べてすぐ、リュウセイの顔も見んと潤のお屋敷に来た。
赤｢そんでな、アカリちゃんめっちゃ泣いとって…心配でなぁ……って、潤！人の話はちゃんと聞いてや！｣
松｢ちゃんと聞いてるよ。…ダイキは月本さんの事が大好きなんだね。｣
赤｢…もちろん、好きやで？
…トモヒロの次くらいやけど……｣
松｢ははっ、そっか。｣
赤｢……あっ、せやっ！俺、潤と無駄話しに来たんとちゃうんやった！｣
トモヒロの名前を口に出して、今日ここに来た理由を思い出した。
こんな…朝早くから来なあかんかった理由を。
赤｢…なぁ、潤……これ、見て欲しいねんけど…｣
松｢何？｣
ポケットに大切に仕舞ってた【それ】を右手で握って、テーブルの奥の方…潤の目の前に置いた。
…それを見て、潤の表情がみるみるうちに変わっていくんがわかって、でも…それは当然やと思う。
松｢えっ…？これ、、なぁダイキっ、これって！｣
赤｢…っ、トモヒロの…ヘアピン……｣
俺の前髪を留めてる緑のヘアピンを取って、その赤いヘアピンの横に並べれば…やっぱり同じデザインやった。
…草花をモチーフにした色違いで…お父様からの贈り物。
松｢…どうして…これをダイキが…？｣
赤｢……昨日…ｎのフィールドの奥深く…無意識の海の近くに落ちててん。｣
松｢…えっ……でも、トモヒロは鞄で…｣
赤｢…おん、眠ってるはずや。｣
…そうや、、おかしいねん。
眠ってるはずのトモヒロのヘアピンだけが、ｎのフィールドにあるなんて。
せやから……俺は、確かめに来たんや。
…リュウセイにも隠して。
松｢…ダイキ、、トモヒロの鞄を…開けてみよう。｣
赤｢おん、｣
潤は静かに席を立つと、日光が差し込む出窓の方に向かって、見慣れた茶色のアンティーク鞄を持ってきた。
そして、俺の座るソファーの前のテーブルに置くと…ゆっくりと留め金を外し、蓋を開けた。
松｢…ｯ！？…なっ、！｣
赤｢…えｯ……｣
…中を覗いたけど、、そこはもぬけの殻。
トモヒロの姿はなく、薇だけがポツンと残されとった。
赤｢…嘘やろ……
…どこ行ってもうたんよ……ともっ…！｣
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祐莉 - 小瀧君がピンチな中異変に気付いた藤井君達がどうするのか気になります。相葉ちゃんの設定ありがとうございます。本業は、モデルさんなんですね。それに、相葉ちゃんの以前の反応的に、あかりちゃんと相葉ちゃん面識がありそうで、今後の展開にわくわくです♪ (2018年9月21日 2時) (
レス) id: ea9cf53e18 (このIDを非表示/違反報告)
和音(プロフ) - 祐莉さん» いつもご愛読ありがとうございます！2人の設定の事ですが、この後の『悲劇』からどんどん絡んでいきますので、それからになりますね。もう少しだけお待ちいただけると嬉しいです(^^) (2018年7月25日 7時) (レス) id: eff15bf988 (このIDを非表示/違反報告)
祐莉 - お久しぶりです。悲劇が何なのか凄く気になります。それに、のんちゃんの秘密も気になりますね。そういえば、大野君と相葉ちゃんの設定を載せるのは、あかりちゃんたちと絡んでからですか？ (2018年7月25日 3時) (レス) id: ea9cf53e18 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：和音
| 作成日時：2018年6月29日 14時
