doll＊185 ページ44
ｵﾆｷｽ｢もう…危ないじゃない。｣
青｢っ、、｣
オニキスは俺の青薔薇を軽々と避けて、大鎌を軸にターンすると、俺の顔を見てクスッと笑みを零した。
ｵﾆｷｽ｢今闘うのは早計よ。…今日は挨拶に来ただけですもの。貴方って案外せっかちなのね。｣
青｢…ｯはぁ？挨拶…？｣
ｵﾆｷｽ｢えぇ。…時が来たら嫌でも顔を合わせることになるんですもの、名前くらい明かしておかないとフェアじゃないでしょう？｣
青｢ｯ…｣
コイツらが勝手に俺らを壊そうとしてるだけやのに、フェアもクソもあらへんやろ…とは思ったけど、何かを言い返す前にｵﾆｷｽは俺に背を向けた。
ｵﾆｷｽ｢…では、挨拶も済んだことですし…私はこれで失礼しますわ。
…また近々…お会いしましょう、リュウセイ。｣
青｢っ、待っ…！｣
追いかけるまでもなく…彼女は一瞬で姿を消して、、俺は暫くの間呆然と立ち尽くしてた気がする。
ﾃﾞｨｰ【ﾁｶﾁｶｯ】
青｢っ、あぁ。平気や。｣
目の前を忙しなく飛び回るディーを見て我に返った。
…そうや、もうオニキスはおらんし…そろそろ交代の時間や。
青｢ふぅ…｣
色んな事が頭を駆け巡ってるけど、あんまり帰りが遅いとアカリが心配してまう。
そう思って…静かに目を閉じて、アキトの元へと思い浮かべた。
…すると、、目を開ければ、大量の扉に混ざって一際異彩を放つオレンジ色のドアが。
そのドアを開けると、そこはもうアキトの目の前。
橙｢ｯあ、リュウセイ！遅いやんかっ！｣
青｢…ごめん、遅れた。｣
橙｢…何かあったん…？｣
…こういう時だけアキトは鋭い。…ずるいわ。
…でも、さっきの事はまだ言うべきやない。
取り敢えずは…まだ襲って来うへんって言うてたし、タカヒロやダイキも一緒の時に話した方がええやろ。
青｢何もないで。…じゃ、あと頼んだ。｣
橙｢あっ、おん…お疲れー！｣
青｢ん、｣
…アキトに背を向けて歩き出すと、ディーとアンネが俺の周りをくるくる回り始めた。
【オニキスの事を話さなくていいのか】って。
ﾃﾞｨｰ【ﾁｶﾁｶｯ！ﾁｶｯ､】
ｱﾝﾈ【…ﾁｶｯ】
青｢ええねん。今は時期とちゃう。
…お前らも、他の人工精霊に勝手に話したりするんちゃうぞ。｣
…まぁ、そう長い間隠しとくつもりはあらへんけど。
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祐莉 - 小瀧君がピンチな中異変に気付いた藤井君達がどうするのか気になります。相葉ちゃんの設定ありがとうございます。本業は、モデルさんなんですね。それに、相葉ちゃんの以前の反応的に、あかりちゃんと相葉ちゃん面識がありそうで、今後の展開にわくわくです♪ (2018年9月21日 2時) (
レス) id: ea9cf53e18 (このIDを非表示/違反報告)
和音(プロフ) - 祐莉さん» いつもご愛読ありがとうございます！2人の設定の事ですが、この後の『悲劇』からどんどん絡んでいきますので、それからになりますね。もう少しだけお待ちいただけると嬉しいです(^^) (2018年7月25日 7時) (レス) id: eff15bf988 (このIDを非表示/違反報告)
祐莉 - お久しぶりです。悲劇が何なのか凄く気になります。それに、のんちゃんの秘密も気になりますね。そういえば、大野君と相葉ちゃんの設定を載せるのは、あかりちゃんたちと絡んでからですか？ (2018年7月25日 3時) (レス) id: ea9cf53e18 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：和音
| 作成日時：2018年6月29日 14時
