doll＊164 ページ23
青｢…ディーがあの白いドールを見つけて駆けつけた時には…ノゾムはもう…ボディを失った後やった。
ｯ…その白いドール……いや、リュウタは…俺たち全員の体を壊すつもりなんや。｣
橙｢っ…！｣
紫｢壊すって…そんなんｯ…｣
赤｢俺ら全員を…っ、｣
皆が信じられへんって表情をしてる中、俺がまた話し始めようとすると、手の中のローザミスティカが一瞬輝きを増した。
桃【…のんな、楽しかったんや…
…かずに出会って…アカリちゃんやリュウセイ、だいちゃんと暮らして…たかちゃんもあっくんも遊びに来てくれて……すっごく楽しくて…
…この毎日を守りたかった。
だから…リュウタに会ってた事みんなに言えへんくて…聞かれても必死に隠してた…っ、】
紫｢のんすけっ…｣
桃【でもｯ…のんにはみんなを守る力なんて無くって……倒されてもうてっ…
ｯ､ごめんなさいっ……リュウタは…きっとみんなを襲いにくる…っ…
…それに…WEST GAME……ジュンタはみんなのローザミスティカを奪いに来るやろなｯ…
せやから、リュウセイっ…】
名前を呼ばれて俯きかけてた顔を上げると…
ふわりとローザミスティカの光が柔らかくなって、俺の手の上から少しだけ浮かび上がった。
桃【のんは…もうみんなが傷つくところは見たないからっ……のんのローザミスティカを使って…みんなを守ってほしいねんっ…】
青｢ノゾム…お前が望むそれと、俺のやり方はちゃうかもしれへん……時には…お前の嫌う争いやってあるやろう……ｯそれでもノゾム…お前は…｣
桃【うん…リュウセイなら大丈夫やって…信じてるからっ……お願いね…】
青｢っ、｣
ノゾムの声はそこで聞こえんくなって…ローザミスティカの桃色の光もスーッと薄くなっていく。
…でも、そこにノゾムのふんわりとしたあの笑顔が見えた気がして……物凄く悲しいはずやのに、不思議と俺は笑顔やった。
…泣き笑い、やけどな。
青｢……ノゾム…お前の願いは叶えるから…｣
手のひらに残されたノゾムの魂……光を失ったローザミスティカをそっと胸に抱き締めてから、その手を口元へと移動する。
もう、誰も止める奴なんておらんかった。
青｢ノゾム…ごめんな……ありがとう。｣
青色の光を放つ俺の胸は力を得た証…でも、ノゾムを力の糧やなんて思わへん。
一緒に戦うんや。ノゾムと。
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祐莉 - 小瀧君がピンチな中異変に気付いた藤井君達がどうするのか気になります。相葉ちゃんの設定ありがとうございます。本業は、モデルさんなんですね。それに、相葉ちゃんの以前の反応的に、あかりちゃんと相葉ちゃん面識がありそうで、今後の展開にわくわくです♪ (2018年9月21日 2時) (
レス) id: ea9cf53e18 (このIDを非表示/違反報告)
和音(プロフ) - 祐莉さん» いつもご愛読ありがとうございます！2人の設定の事ですが、この後の『悲劇』からどんどん絡んでいきますので、それからになりますね。もう少しだけお待ちいただけると嬉しいです(^^) (2018年7月25日 7時) (レス) id: eff15bf988 (このIDを非表示/違反報告)
祐莉 - お久しぶりです。悲劇が何なのか凄く気になります。それに、のんちゃんの秘密も気になりますね。そういえば、大野君と相葉ちゃんの設定を載せるのは、あかりちゃんたちと絡んでからですか？ (2018年7月25日 3時) (レス) id: ea9cf53e18 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：和音
| 作成日時：2018年6月29日 14時
