doll＊162 ページ21
桃【…リュウセイ、のんな…壊れてもうたの……もうすぐ、この声も届かなくなってまう…】
青｢そんな…どうして…ｯ…｣
桃【…リュウタ……あの…白いドール……あれは、僕らの兄弟や…ない…
…どうか……気を付けて…ｯ…】
青｢…ｯ……あいつが…ノゾムを…ｯ!｣
桃【…アンネがなっ…これ守ってくれてん…
…体はもう…粉々になってもうたけど……のんのローザミスティカ…リュウセイにあげる…
…ほんまはあの時…リュウセイに渡すはずやったから…
ｯ…早よ…っ、リュウセイ……リュウタが…白い悪魔が来る前にっ…】
青｢…っ、｣
俺の頭の中に流れるノゾムの声は今にも泣きそうに震えとって…
…あぁ、どんなに苦しかったやろうか…どんなに怖かったんやろうか…
…気付いてやれへんかった悔しさで狂いそうで、、、アンネから渡されたローザミスティカをきつく握り締めながら、地面に膝をついた。
青｢ｯ…っ…わかったよ…｣
ノゾムが俺に託したいと願うなら、俺はそれを受け取る。
…ノゾムの…最後の望みやから。
…握り締めてた力を緩め、ローザミスティカを両手のひらに乗せて包み込むと、、そっと、口元へと近づけた。
？｢ちょっと待てやっ！！｣
…でも、突然…前の方から大きな怒鳴り声が聞こえて、、ローザミスティカを飲み込むことはできひんかった。
橙｢これはどういう事やリュウセイっ！説明せぇやっ！｣
青｢…アキト、、｣
ローザミスティカを手のひらに抱えたまま前を見れば、物凄い剣幕のアキトと…その後ろで驚いた様子のタカヒロとダイキ。
橙｢…お前がノゾムを倒したんかｯ！…っ、それ、ノゾムのローザミスティカやろっ！！｣
紫｢っちょっ、アキト！リュウセイがそんな事する訳ｯ…｣
青｢…それは……YESであり…NOでもある。｣
赤｢リュウセイ…？｣
…俺がもっと早くにノゾムの異変に気づいていれば、ボディを砕かれてしまうことは防げたはず。
一緒に戦って…リュウタを倒すことだってできたはず。
…ノゾムがこうなったんは…半分俺のせいや。
橙｢ははっ、、やっぱり……仲良しごっこしてたんはこのためやったんかっ……よぉわかったわ。
…ノームっ！！｣
紫｢っちょっ！アキトやめろっ！！｣
赤｢ぁｯ…リュウセイっ！｣
青｢ｯ…！｣
この小説をお気に入り追加 (しおり)
登録すれば後で更新された順に見れます 90人がお気に入り
お気に入り作者に追加
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告感想を書こう！(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
祐莉 - 小瀧君がピンチな中異変に気付いた藤井君達がどうするのか気になります。相葉ちゃんの設定ありがとうございます。本業は、モデルさんなんですね。それに、相葉ちゃんの以前の反応的に、あかりちゃんと相葉ちゃん面識がありそうで、今後の展開にわくわくです♪ (2018年9月21日 2時) (
レス) id: ea9cf53e18 (このIDを非表示/違反報告)
和音(プロフ) - 祐莉さん» いつもご愛読ありがとうございます！2人の設定の事ですが、この後の『悲劇』からどんどん絡んでいきますので、それからになりますね。もう少しだけお待ちいただけると嬉しいです(^^) (2018年7月25日 7時) (レス) id: eff15bf988 (このIDを非表示/違反報告)
祐莉 - お久しぶりです。悲劇が何なのか凄く気になります。それに、のんちゃんの秘密も気になりますね。そういえば、大野君と相葉ちゃんの設定を載せるのは、あかりちゃんたちと絡んでからですか？ (2018年7月25日 3時) (レス) id: ea9cf53e18 (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名：和音
| 作成日時：2018年6月29日 14時
