doll＊161 ページ20
＊青side＊
青｢ノゾムーっ！おーいっ！おるなら返事してや！｣
ノゾムの元に導いてる筈のディーについていってｎのフィールドを捜し回るけど、一向にノゾムは見つからへん。
青｢なぁ、ディー…ホンマにこっちで合ってるん？｣
ﾃﾞｨｰ【ﾁｶﾁｶｯ】
青｢…気配を感じるったって……｣
辺り一面真っ暗でなんにも見えへんし、気配なんてよう分からん。
…でも、そういう事に敏感な人工精霊が言うことやし信じたる事にして、また奥へと進んだ。
青｢…ん？ディー、何かあっち微妙に明るい気せぇへん？｣
ﾃﾞｨｰ【ﾁｶｯﾁｶ】
青｢おん、行ってみよ。｣
少し明るいような…薄暗いような……
今までおった所よりかはかなり明るいけど、そこだけどこか異質で…
俺の目にはｎのフィールドにぽっかり空いた穴みたいに見えて、ディーと一緒にそこに向かうと、
青｢…え、これ…｣
…砂のような地面に何かの小さな跡。
…これは……ドールの…足跡…？
青｢…ここに…誰かいた…？｣
…目の前にある足跡の主も、この異質な空間も、よく分からへんけど…ここに誰かがいたんは事実で、ノゾムにも何らか関わりはありそう。
そう思いながら、薄暗い空間をぐるっと見回すと…よく知る”あの子”が少し離れた所からこっちへ向かってきた。
青｢……アンネ…？｣
ｱﾝﾈ【ﾁｶ…ﾁｶｯ…】
弱った蝶のようにフラフラとこっちへ近づいて来るアンネは、いつもに増して弱々しく瞬いて…どこか悲しそうに見えた。
青｢…アンネ、ノゾムはどうしたん…！｣
ｱﾝﾈ【…】
青｢……アンネ？｣
俺の問いかけに黙ったまま瞬きもせえへんくなったアンネは、何秒か空中で静止した後…意を決したように、俺に【手を出して】と言うた。
青｢…手…？｣
ｱﾝﾈ【ﾁｶｯ】
青｢…はい、｣
言う通り両手を体の前に出すと、そのお椀のような俺の手にふわりとアンネが舞い降りた。
…すると突然…電撃が走ったように、頭の中に誰かの声が響いた。
…あぁ、これは…
青｢ノゾムの声…｣
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祐莉 - 小瀧君がピンチな中異変に気付いた藤井君達がどうするのか気になります。相葉ちゃんの設定ありがとうございます。本業は、モデルさんなんですね。それに、相葉ちゃんの以前の反応的に、あかりちゃんと相葉ちゃん面識がありそうで、今後の展開にわくわくです♪ (2018年9月21日 2時) (
レス) id: ea9cf53e18 (このIDを非表示/違反報告)
和音(プロフ) - 祐莉さん» いつもご愛読ありがとうございます！2人の設定の事ですが、この後の『悲劇』からどんどん絡んでいきますので、それからになりますね。もう少しだけお待ちいただけると嬉しいです(^^) (2018年7月25日 7時) (レス) id: eff15bf988 (このIDを非表示/違反報告)
祐莉 - お久しぶりです。悲劇が何なのか凄く気になります。それに、のんちゃんの秘密も気になりますね。そういえば、大野君と相葉ちゃんの設定を載せるのは、あかりちゃんたちと絡んでからですか？ (2018年7月25日 3時) (レス) id: ea9cf53e18 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：和音
| 作成日時：2018年6月29日 14時
