doll＊158 ページ17
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桃｢ｯ…はぁっ…はぁっ…｣
…のんは……弱いんかなぁ…ｯ…
何回風を起こしてもリュウタには効かへんくて…体はあっという間にボロボロ。
体中がズキズキして、勝手に涙が溢れてくる。
白｢意外と辛抱強いんやなぁ…でも、そろそろ降伏してやー。…ローザミスティカ出して楽になってまえばええやんかー。
切り傷だらけで見てるこっちが痛ぁーいっ！んははっ、｣
桃｢ｯ……嫌ｯ…のんが…勝つっ……はｯぁ、痛ｯ…｣
…ここで負けたら、次に狙われるんはリュウセイ達や。
…皆が…傷ついてまうなんて……嫌やっ。
せやから…どんなに痛くても、どんなに涙が溢れても、のんは…負ける訳にはいかへんねん…
桃｢ｯ…絶対に…のんが勝つんやぁぁっ！｣(ﾋﾞｭｵｫｫｫｯ!)
白｢んふふっ、残念。｣
桃｢…えっ、｣
【べぇ】って舌を出して悪戯っ子みたいな表情をしたリュウタと目が合って、、
次の瞬間…シャキンッ！という音と共に、両脚を激痛が駆け抜けた。
桃｢ｯあﾞっぁ、、痛ぁｯ…！｣
白｢人間の太ももってー、大事な血管がいーっぱい通ってて出血すると大変なんやってねーっ。
…ドールはどうだろー…って、凄い痛みを感じるんは一緒かぁっ！
どうっ？痛いやろっ？立つこともままならないくらいにっ！｣
桃｢ｯ…｣
白｢ふふ、涙で潤んだ目で睨んだって全然怖なーいっ。
…ねぇ、BABY…お前、リュウセイに負けたんやってね。
ゲームの盤上を降りたお前がなんで生き続けたん？…どうして、お父様の定めたルールを無視したん？
兄弟達とマスターとまだ一緒に居たかった…とか、そんなんどうでもええ。
敗者は敗者らしく…ここでくたばれ。｣
桃｢…ｯ！｣
地面に膝をついたのんの頭上に、刀が振り上げられる。
でも、のんの体はちゃんと動いてはくれへん。
脚が痛い。
体中が痛い。
ガクガクと震えたまま力が入らへん。
白｢バイバイ、甘えっ子。生まれ変わって来たりせんでや。｣
桃｢っ…い…や……ｯ…｣
白｢拒否権なんてあらへんのーっ。さよなら。｣
訳分からんくらい楽しげで、とんでもなく冷たい言葉が…輪唱みたいに頭に響く。
…狭くなり始めた視界の中で…迫り来る刃先を避ける事も出来んと、鋭い痛みと共にのんは暗闇へと落ちた。
白｢1人目終わりーっ！…次はどうしよっかなぁ、｣
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祐莉 - 小瀧君がピンチな中異変に気付いた藤井君達がどうするのか気になります。相葉ちゃんの設定ありがとうございます。本業は、モデルさんなんですね。それに、相葉ちゃんの以前の反応的に、あかりちゃんと相葉ちゃん面識がありそうで、今後の展開にわくわくです♪ (2018年9月21日 2時) (
レス) id: ea9cf53e18 (このIDを非表示/違反報告)
和音(プロフ) - 祐莉さん» いつもご愛読ありがとうございます！2人の設定の事ですが、この後の『悲劇』からどんどん絡んでいきますので、それからになりますね。もう少しだけお待ちいただけると嬉しいです(^^) (2018年7月25日 7時) (レス) id: eff15bf988 (このIDを非表示/違反報告)
祐莉 - お久しぶりです。悲劇が何なのか凄く気になります。それに、のんちゃんの秘密も気になりますね。そういえば、大野君と相葉ちゃんの設定を載せるのは、あかりちゃんたちと絡んでからですか？ (2018年7月25日 3時) (レス) id: ea9cf53e18 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：和音
| 作成日時：2018年6月29日 14時
