■□ARSの未知との遭遇SP原作□■7/8日替わり新作できました！ (ページ1)

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■食品サンプル■櫻井翔ページ1

翔｢おっかえり～｣

｢なに？ナポリタン作ったの？｣

フォークを持つ手を離すと彼女がびっくりして後ずさった。

翔｢お！そのリアクションいいね！｣

オレだけじゃねーな。(翔心の声)

｢何？これ、食品サンプル？｣

翔｢これは？どれが、サンプルかわかる？｣

帰ってきた彼女に今度は、卵焼きを見せる。

｢なんだか、翔の顔、生き生きしてるよ。子供みたい。かわいいっ｣

翔｢うるせ///いいから、当ててみて！｣

｢うーん…これ？｣

ちぇ…やっぱりわかっちゃう？

翔｢当たり…｣

｢ごめん…｣

翔｢ま、しょうがない！他のメンバーも即当てたし…。着替えたら、すぐキッチンに来いよ！｣

.

.

｢何が始まるの？｣

翔｢今日、食品サンプルの作り方を教わったんだ。｣

キッチンに並べられた食品サンプル作りセット。

翔｢見てて。｣

レタスを作る。

｢すごーい！｣

包丁で切るとさらにリアルにレタスになる。

翔｢作ってみる？｣

彼女が、オレの真似をして、白いロウを垂らす。

続けて、緑のロウ…

｢あれ？｣

オレと同じで、実は不器用…

翔｢こうやって、垂らすんだよ…｣

彼女の後から、手を伸ばし、一緒に緑のロウを垂らした。

翔｢後は、ここを持って、水の中に沈める…｣

｢あ、ん…翔、耳くすぐったい…｣

翔｢ばか…そんなこと言ってると硬くなっちゃうだろ？｣

｢え？どっちが？翔が？ロウが？｣

翔｢ばかっ///いいから、ゆっくり…｣

彼女がそっと水にくぐらせるのを見守った。

｢わ、わ…伸びた！白菜みたい！｣

翔｢優しく丸めて…｣

｢出来た！｣

彼女が嬉しそうに丸めたレタスを持って振り向いた。

ったく、その笑顔、爽やかな笑顔と言われるオレでも、かなわねーよ。

｢どう？｣

彼女の腰を引き寄せた。

翔｢上出来…｣

｢あ…翔…ﾝﾁｭｯ///｣

翔｢一緒にカットしようか。｣

｢ケーキ入刀じゃなくて、レタス入刀だね。｣

翔｢刃は、熱くなってるから気をつけろよ。｣

彼女の作ったレタスも、なかなかの出来栄えだった。

｢面白～い！翔、他には？｣

翔｢やっぱ、もうオレが、硬くなっちゃった…｣

｢ﾔﾝｯ///▽///｣

彼女をお姫様だっこして、ベッドルームへ。。。

(fin．)