＊8＊ ページ16
和side
和也「急に叫んでなによ」
「花火見れなかった…。」
もう終わってる、嘘でしょ。
ガックリとうなだれている。
「とにかく！どうしても来たかったの。なのに和くんが嫌だって言うから…」
気をとりなおしてそう言い
最初は、和くんの家に来る予定だったんだよ？でも…
と、ユウトくんとお祭りに行くことになった経緯を説明する
和也「ふーん、そういうこと」
「許してくれる…？」
和也「んー、でもねぇ？」
わざと意地悪く口角をあげて
和也「俺を散々振り回したんだから、それなりの覚悟はもってた方がいいかもね？」
「……」
だんまり。
だけど
和也「……」
部屋に着くと、Aの姿を見て今度は俺がだんまり
言葉を失う。
和也「お前なんつー格好してんだよ」
「浴衣着ただけじゃん…」
和也「マジで勘弁」
さっきは焦っていて、余裕なんか全然なくて
Aがどんな格好をしてるかなんて見ていなかった。
可愛い浴衣に
ほっぺなんか赤くしちゃって
お団子姿とか初めて見たし
そういうのは俺のためにやりなさいよって
こんな可愛いカッコしたAをユウトくんて奴がずっと独り占めしてたのかと思うと
やっぱりおもしろくない。
だけど、
「怒っちゃやだ…」って俺の胸に顔を埋めてぎゅう…って
しがみついて来るAが可愛くて
ずるいよなぁ…こういうとこ。
だってほら、
和也「A顔上げて」
俺からでた声は、自分でも驚くくらい優しくて
顔をあげたAのほっぺたを両手でふんわり包んじゃってさ
和也「来年はさ、俺と一緒に行こっか…」
って、こんなこと俺に言わせちゃうんだもん。
本当は祭りなんてぜってー行きたくなんかないんだけど
こんなAの姿が見れるなら、案外悪くないかもしれない。なんて
信じられる？あのインドアな俺がだよ？(笑)
和也「ね、これってすぐはだけちゃうの？」
共衿だっけ？そこをぺろってめくって
和也「うわ、浴衣って……(笑)」
「なっ！和くんのばか！」
ぺちん、と手を叩かれる。
すぐはだけんじゃん。えっろ…(笑)
顔を真っ赤にしてるAが可愛くて、ちゅって一瞬唇を合わせる。
だけどそんなんじゃ全然足りなくて
俺はもう一度、
深く口づけた…。
・
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双葉(プロフ) - 光華さん» お待たせいたしましたー！やっと更新できました！毎回毎回、スッと現れますよね本当に(笑)移行先に、新しいお話もできましたので読んでもらえると嬉しいです。(笑) (2015年10月5日 2時) (
レス) id: 2ce1b01794 (このIDを非表示/違反報告)
光華 - 待ってましたー！更新、ありがとうございます。必ず助けに来てくれる和くん。ドキッとします！また更新、楽しみに待っていますね。 (2015年10月1日 18時) (レス) id: b921345440 (このIDを非表示/違反報告)
双葉(プロフ) - 光華さん» これからも、なんだかんだラブラブな彼らを見守ってあげてくださいm(__)m (2015年9月23日 23時) (レス) id: 774e1c5de5 (このIDを非表示/違反報告)
双葉(プロフ) - 光華さん» いつもいつも、ありがとうございます！本当に！元気づけられてます(；_；)和くんside好きですか、そうですか、光栄です(；_；)和くんsideは「えええ、和くん心の中でこんなこと思ってるの！それなら普段の塩対応も耐えられる、バッチコーイ！」的なノリで書いてます(笑) (2015年9月23日 23時) (レス) id: 774e1c5de5 (このIDを非表示/違反報告)
光華 - 新しいお話、とても面白かったです！珍しく和くんが素直でキュンとしました！個人的に和くんsideで話が進むのが好きです。笑 他のメンバーも見てみたいです。 応援しています！！ (2015年9月23日 20時) (レス) id: b921345440 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：双葉 | 作成日時：2015年9月4日 22時
