俺の彼女【nino】 (ページ6)

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-1月某日の彼女(4)- nino ページ6

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あ。どうも(笑)

明けましておめでとうございます。

まぁ皆さんには新年の特番やらで俺からもメンバーからも嫌というほど耳にしてると思いますけど、一応ね？

打ち上げは早く上がったのもあるけど、あのメールのおかげで、メンバーが俺に酒を飲ますな的な使命感に燃えてくれたおかげで、まぁ飲まずにすんだわけ。

そんで朝から撮影あるからそのままメンバーと一緒にいるはずだったんだけど、一旦帰ることにした。

だってね？新年ですよ？

あんなメールくれちゃってさ(俺宛じゃないけど)

そんでもってそこまで酔ってない状態なわけよ。

だから帰ってお嬢さんを甘やかそうかなんてね？

そう思って、また迎えに来てくれるマネージャーには申し訳ないけど、急いで家帰ったんだわ。

そしたらお嬢さんもう寝てやんの(笑)

俺帰らない予定だったから、いいんだけどさ。

でもまぁあれですよ、新年だしね？姫始め的なの必要ですよね？(笑)

だからシャワー浴びてさ、寝室に行ったんだわ。

うちのお嬢さん、俺に襲われるともしらずにすぴすぴ寝てらっしゃいますよ(笑)

お嬢さんの上におおいかぶさって、耳元に唇を寄せて名前を囁く。

「A・・・・・・・・・・・・うぐっ！」

っ・・・・・・いってぇ・・・・・マジかよ・・・・・。

やる気なんてこれっぽっちも無くなって、隣にうずくまる。

このお嬢さん、寝返りうつついでに俺の腹に肘鉄食らわすって・・・何なのよ・・・。

別にロマンチストな訳じゃないけど、普通さ、名前を呼んだら目を覚まして可愛く反応しちゃったりするとこなんじゃないの？

それは男の妄想だとしても肘鉄はないだろ・・・

恨みがましくお嬢さんを見ると、さっきとちっとも変わらずすやすや寝てる。

はぁ・・・絶対こいつが寝てる時に手出すのやめよ・・・

新年初めの誓いはそんなしょうもないもんになった。