俺の彼女【nino】 (ページ38)

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-某月某日の彼女(17)- nino ページ38

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「ねぇ、和也さん」

「ん？」

出かける間際。

珍しくお嬢さんが神妙な面持ちですよ。

「今日いつもよりちょっと帰り早いよね？」

「うまくいけばね」

「で、明日朝そこまで早くないよね？」

「ですね」

「寝る前に2時間くらいゲームするよね？」

「・・・・・」

ここまでくればいつものことなんでね？

お嬢さんがなに言いたいか予想ついちゃうわけで(笑)

「するよね！？」

「・・・たまには早く寝、」
「寝ない！寝ないで！！」

「なんでよ(笑)」

「やだ！」

「俺が嫌だわ(笑)」

「なんで！」

「別に好きじゃないし」

「いいじゃん！二宮さんも勉強に、」

「そしたら他に見たいのあるし」

「やだ！一緒に怖いのみてくれなきゃだめ！死んじゃう！！」

「(笑)」

うちのお嬢さん、ホラー好きなんですけどね？

１人じゃ恐くて観れないんですよ(笑)

「ね！お願い！！別にゲームしてていいし！」

「やだよ(笑)」

「やだって言わないで！」

「それじゃ・・・ちゃんとお願いしないとね？」

「え！」

「ほら、可愛くお願いしてごらんなさいよ(笑)」

「・・・・・」

どうすんの？時間ないですよ？

あーほらもじもじしてっから、迎えの電話着ちゃったじゃないよ。

「あー残念。タイムリミットだわ(笑)」

どうせ帰ったらいっつもゲームしてんだし、その時に勝手に観ればいいのに・・・

うちのお嬢さんバカだなー(笑)