俺の彼女【nino】 (ページ37)

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結局、後日エレベーターでその女の子と一緒になって、うちのお嬢さん声かけたらしいですよ。

そしたらまじでそこに住んでる子で、丁度家にいなかったってさ。

ほんとよかったわ・・・一緒に住んでる人が不審者にならなくて。

そんでさ、またこっからが不思議なんだわ。

こっちが悪いことしたんだからお詫びの品渡すならわかるんだけど、お嬢さん反対に貰ってきてやんの。

意味わかんねぇ。

「なんかね、すごく美味しいんですよってブラウニーくれたの！冷やして食べるとより美味しいんだって！ご飯の後で食べよー♪」

「あなた、家までおしかけたの？」

「違うよ！お姉さん大荷物だったの！だから持ってあげたの！お部屋もいい匂いだったなー・・・いいなぁ。女子力高いってああいうのを言うんだろうなぁ・・・」

「・・・・・」

お前、変態かよ・・・。

「ちょっと！」

「なによ」

「今失礼なこと思ってたでしょ！？」

「んなことないよ」

「目が語ってた。顔に出てた。態度に出てた！」

「んなことないって(笑)」

「だって笑ってんじゃん！」

「お嬢さんがしつこく言うからでしょ(笑)」

「ニノちゃんだって、女の子部屋行っていい匂いだったら興奮するでしょ！？」

「・・・・・」

お前人ん家行って興奮してたの？

・・・うちのお嬢さん大丈夫かな。

そんなお嬢さんが好きな俺も俺だけど・・・。

突然ソファーに寝てる俺に抱きついてきて、俺の首筋に顔をうずめるお嬢さん。

何？したいの？(笑)

「和くんもいい匂いするね？」

「・・・・・」

誰かうちのでかい犬、どうにかして下さいよ・・・